| 2005年11月11日(金) |
祈れ。そしてまた歩き出せ |
夕暮れの うす青の空に白い月 遠くに残る 太陽の名残りの淡いピンク そして薄闇 甘い匂いの風が吹く
道に迷ったような気持ちでいた私は 風景のうつくしさに気が付いて 歩みを止めて 深呼吸してみた
社会生活はむずかしく 仕事の上での成果とは何かとか 自分に何ができるかとか 考えすぎて わからなくなり
つよがったり がんばると言ってみたり でも出来なくて 長い時間をかけて造り上げたお城は 砂の城みたいに 波に呑まれて あっさりこわれた
そんな情けなさを たまたまいなかったあの人に 見られなくてよかったと 思う心は それも果てしない強がりか それともくだらないプライドだろうか
その見せかけの強い心は もしかしたら砂ではなく 氷の城だったのかもしれないと 夢みたいな幻想に逃げ込む 今ここで あの人の笑った顔を見たら 私の心の最後の砦は もろくも溶けて崩れ去り 余計に何も 残らないんじゃないだろうかと
でも きらきら光る宝石みたいな そんな何かが残ればいいのに?
本心ではそんな風に
延々と 夢みたいな綺麗なことを考える それも逃避か 甘えなのか けれど ほんのちょっとは 何か残るかもしれないと
沈む太陽に ささやかな祈りを 明日は今日よりも すばらしい世界が広がるようにと そしていつか 少しくらいは 今よりましな自分になれるようにと
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