「恋をした」 手に入らないと知りながら いっそう燃え上がる それは明らかに恋だろうか 情熱の炎?
その火はすべてを焼き尽くし まるで砂漠のように 乾いた砂しか残さないか それともオアシスのように 枯れた心をうるおすか?
たとえば遠くへ旅に出て しばらく異国を彷徨ったら 砂漠や 見たこともない星や 赤く輝く夕暮れ 強い風 そんなものをこの目で見て この心で感じたら 私はあの子を忘れたりするんだろうか
いや きっと一層つよい気持ちに支配され 余計にあの子のことしか 考えられなくなるだろう
長い間 私の心は枯れ果てていて さびしいと歌いつづけていた その心の隙間にあいてた部分に するりと入り込んで ゆさぶられた
そんな気持ちを 遠い場所に逃れたくらいで 忘れることなんてできるわけない
ああなんて 人を好きになるってことは残酷で 同じくらい素敵なのか?
雨が降った後 空に虹があらわれるように それは人生を うつくしく彩る何かになる
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