日記

2004年04月26日(月) 神様ヘルプ!(byチェッカーズ)

部屋の片付けをしていたら、机の引出しから突然、チェッカーズ86年冬の
ツアー“FLASH!”のビデオが出てきたので、思わず観てしまった。

“FLASH!”と言えば私は中学3年の冬。勿論コンサートに行けるはずもなく、
受験勉強の只中だった頃である。ちなみに私が初めてチェッカーズのコンサート
に行けたのは、90年のOOPS! SUMMER TOUR。チェッカーズのライブに行きたい!
と思い始めて、足掛け6年の悲願であった・・・。(←解説風。笑)

86年当時の兄のあまりのカッコよさに、思わずメロメロだった私だが。
2曲目の“神様ヘルプ!”に、思わず息を止めるような感じで見入ってしまった。

発売された85年の11月あたり、チェッカーズは傍目にもよくわかる、反抗期
と言える時期だった。
兄の頭はフラッパー(という当時女の子の間で流行っていたソバージュ系
パーマヘア)になり、尚ちゃんは髭をはやし、チェッカーズは汚くなった、と
離れていくファンが続出した頃である。
この曲を聴いた当初、「なんか、作ってる側(チェッカーズに関わってる
大人たち)が、こういう風に言わせたいと思ってないか? 神様ヘルプ!って
売れて来なくなった本人たちがそう言ってるって、私たちに思わせたいのか?」
なんて、そういうことを思っていた私は、かわいくない中学生だっただろうか?

あまり力を入れて作ってはいない曲、って気もしたし、作ってる側もチェッカーズ
の皆さんたちも、なんか煮詰まってきている?って感じの時期だった。

でも、改めて“FLASH!”のビデオを観ていて、それを歌う兄に、あの人の天性
とも言える歌い方の技術(←スミマセン言わせてください)、無性に切ない
感じを出す上手さ、みたいなモノを感じて、思わずきゅー。となってしまった
私である。(まったくいい年して仕方のないものである。)

“力まかせアスファルトを蹴飛ばしたぜ〜♪”とはじまる。
次のフレーズに入る直前、“ジャッ!”とギター?が鳴る、そこのフレーズと
振り付けが異様に好きな私だが。

続くBメロ(と言うんだろうか?)の、“きっと 二人シャナナでHeart Break
窓の明かり見上げてMake Me Cry〜♪”のところとか。
肩をあげて俯いて、必死な感じで歌う、この歌い方。
色気と、切実さの絶妙な同居。なんて、そんなことまで言いたくなる。
その歌い方で、サビの“神様ヘルプ!ヘルプ!”と、助けてと連呼するところ、
そして続くラスト部分の“1から100までI Love you〜♪”という、まったく
ひねりも何もないと思われる歌詞(毒舌ですが)が、かえって輝いて聴こえてくる。
一層引き立つような気になるのだ。

そこまで考えて、この歌は作られていただろうか?
あるいは、藤井郁弥という人の歌のマジック?
まあ、この“FLASH!”というコンサートツアーの時期は、チェッカーズは初の
メンバー作のシングル“NANA”が発売された直後で、ものすごくイイ時期だった
から、余計に輝いて聴こえるというのもあるかもしれないのだが。

ただ、久しぶりに観て聴いて、実は藤井フミヤという人のボーカルは、こういう
切ない系の曲でものすごく光るんだよなあ、と、改めて気付いてしまった。
そしてそれは、私がファンだからというだけの理由ではなくて、本当のことだと
そう思う。


 < 過去  INDEX  未来 >


dona-chan