日記

2004年04月04日(日) dogs(by小沢健二)

小沢健二くんの1st.アルバム『dogs』。93年当時、『犬は吠えるがキャラバン
は進む』というタイトルで出されたものの復刻版(と言うんでしょうか)である。

その『犬は吠えるが〜』のCDが部屋に見当たらなかったので、思わず『dogs』を
買ってしまった。
どうしても“ローラースケートパーク”が聴きたかったのだ。
一聴して思ったのは、「うわ。なつかしいーーー!」笑
90年代前半の私の不安定な感じを、如実に思い出してしまった。
そして、あらためて聴くと、すごい好きだなあこのアルバム!と思った。笑

1曲目“昨日と今日”、あしたがどうなるかわからない不安な感じ、でも
“深く深く深く♪”というフレーズにどうしようもなく共感するような気持ちを
感じる。異様に好きだと思う。
どうしようもない感じ、でも生きていく。でも進む。って思うような感じ。

2曲目“天気読み”、曇り空がずっと続いているイメージで、でも、“雨の
よく降るこの星では 神様を待つこの場所では♪”ってところに、何か救い
みたいなものを感じるなあと思う。
昔まだ『LIFE』が売れるよりちょっと前の頃、何かのエッセイで吉本ばななさん
が「カラオケで“天気読み”を熱唱」と書いていて、ああ、小沢健二くん好き
なんだな。なんとなく通じるものを感じるよなあと思ったことを思い出す。
その先に、なにか幸せみたいなものを待ち望んでいる感じがするのだ。
(って、そんなこと思うの私だけかもしれないけど。笑)

3曲目“暗闇から手を伸ばせ”大好き!笑
続く4曲目“地上の夜”、すごい好きだった曲のはずなのに、うっかりサビまで
何の曲だったか思い出せなかった。くやしい!笑
でも、これを聴くとなぜかいつも砂漠と駱駝、星と月と夜。ってイメージが
浮かぶ。“あるだけの毛布や〜♪”というフレーズが、そういうのを喚起
させるのか?

5曲目“向日葵は揺れるまま”。短い曲なんだが、すごく好きな曲のひとつ。
このピアノのジャズっぽいメロディーの流れ、小沢健二くんが『球体の奏でる
音楽』の方向へと行ったのがなんとなくわかる。って感じすらする。

6曲目“カウボーイ疾走”。
こんなイイ曲だと思ってなかった。改めて聴いてびっくりする。
“あたらしい一日がまた始まるだろう”というフレーズに希望みたいなものを
感じる私はあまりにも単純だろうか?
でもそういう風に思うのも、明日を渡る力になるように思う。

そして7曲目“天使たちのシーン”。
ビデオ“village”で、亡くなったスカパラの方のために歌っていたのが印象深い。
12分とか13分とかある、長い曲で、私は最初にこの曲を聴いたとき、そんなに
すばらしい曲だという印象はなくて、でも聴く度に心にしみいってくるメロディー
だと思う。だんだんと自分の中での名曲度が増す。大切さも増す。そんな感じが
する。

そして最後の“ローラースケートパーク”。
このアルバムを割とよく聴いていた94年当時、「なんてことないようなメロディー
ラインって気がするのに、なんか好きなんだよなあ。この曲」って思っていた。
その気持ちは今でもあんまり変わらない。
ただ、思うのは、その歌詞の中で
“誰かが髪を切って いつか別れを知って 太陽の光は降りそそぐ”っていう所。
そこがものすごく、もう無性に! 好きだなあ!と思う。
このアルバムのすべての曲が、小沢健二くんがそのとき言いたかったことだって
感じがするけど(まあ今もそう思ってるかどうかは別として)、ほんと、先日
ウチのBBSでRさんと話していた“ありとあらゆる言葉を知って 何も言えなく
なるなんて そんなバカな過ちはしないのさ〜♪”という所も。
BBSにも書いたが、ありとあらゆる言葉を知って何も言えなくなる、って至言と
言うか。
それこそ10代の頃は、真実はたった一つしかないのです。って思ってるんだけど
オトナになると、真実って実は人間の数だけ存在するってことがわかってくる、
だから、ありとあらゆる種類の言葉を知ってなにも言えなくなるってわかる気が
するなあって、そんな風にも思うのだ。
まあ、私の主観なのだが。笑

とにかく。
久し振りに聴いたら、改めて、なんだかすごく好きなアルバムだったのです。


 < 過去  INDEX  未来 >


dona-chan