| 2004年02月01日(日) |
燃えよ剣(by司馬遼太郎) |
とにかく面白い。 あっという間に読んでしまった。 新選組副長・土方歳三。彼を中心にして物語は進む。 近藤勇と土方歳三。多摩の百姓出身の彼らが、幕末という時代の波に乗って 誰もその名を知らないものがいない位の武士へと出世を遂げた。 政治に憧れ、政治家になりたかったのでは?と思われる近藤勇と、最期まで 新選組のことだけを考えて、その生をまっとうしたように見える土方歳三。 その二人の対象的な生き方をも考えつつ、物語は進む。 前半は、池田屋事変という新選組がもっとも華々しい活躍をした事件の前後 までの、隆盛期。後半は、その後戊辰戦争に至るまでの、没落期。 ラストにかけて、挽歌的な書き方をしてある、と解説にあったが、まさに そんな感じがした。 そして後半の、お雪さんという、歳三がはじめて恋するとも言える女との絡み なんて少女マンガ好きの私としては、こたえられないくらい好きな感じだ。 (どんな感じだ。笑) そして、その土方歳三の冷酷さ、潔さの中に流れる美しさみたいなものは、 塩野七生さんが書いた『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』という 小説に登場する、中世イタリアで辣腕をふるったチェーザレ・ボルジアに、 私の中でものすごく通じるなあと。そんなことも思ったのだった。 そして、やはり魅力的な沖田総司という若者! もう気になって仕方がない。 大河ドラマ『新選組!』の中で、藤原竜也が演じている。かなりハマり役なの では?と思っているが・・・今後の展開が非常に楽しみな私である。
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