| 2003年04月19日(土) |
兄キャロルライブ(2003.4.19@日比谷野音) |
日比谷野外音楽堂での、兄キャロルライブ最終日に行ってきた。 すごくよかった。 それはもう、「神様ありがとう」なーんて、本気で思った位に。
最初、はじまる前に霞ヶ関駅で電車を降りて、野音の裏の方から日比谷公園に 入ったら、リハーサルの音がかなりの大きさで聞こえてきたので驚いた。
そこで、思わず立ち止まってフルで聴いた“涙のテディ・ボーイ”で、既に 「切ない〜!」とか言って、感動していた私だが。笑 それこそ、「こんな誰にでも聴くことができるなんて勿体ない〜!」とか 言ってた位だった。ほんと、勿体ない位の演奏と声。だったのだ。
天気といったら案の定(と言うべきか)雨が降り、思わずカッパなんて買ったり しながら会場に入ったら、次第に雨の中、西陽が差してきて天気雨のような 状態になり、そこになんと言うことか、虹があらわれた。 あんなにくっきりした虹を見るのなんて久々で、しかも見間違いでなければ 2重に虹がかかっていたように思う。それはもう、かなりビューティフルだった。 それを見ながら思ったことに、そういうことがあの人には、フミヤくんと言う人 には本当に起こることが多いなあ。ってことだ。 出来すぎてるって位にドラマティックだったりロマンティックな美しいことが 起こることが。 もしかしたらそれも、あの人の持って生まれたものなんじゃないか?なんて思う のは、美化しすぎだろうか?
そして、ライブがはじまった。 最初3曲くらいは。 私は盛り上がって踊りに踊っていたけれど、ほとんどユーちゃんのベースの音 しか聴いていなかったと言ってもいいかもしれない。 1曲目“ファンキーモンキーベイビー”(なるほどこう来たか!って感じ。)、 2曲目“憎いあの娘”(大好き!)、 3曲目“ヘイタクシー”(これも好き。笑) くらいまで。 だって考えてみたら、解散の後、ベースを弾くユーちゃんを観るのが私は初めて だったのだ。 そして、大好きだったのだ。チェッカーズのとき。ユーちゃんの音が。
ユーちゃんのベース。 うなる、低くて重いベース音。 でもどこかメロディアスで、リズム隊なのに聴いているうちにメロディーが どんどん見えてくる。 聴いて、踊っているうちに、その音が身体にどんどん響いてくるとわかる。 これは、経験した人じゃないとわからないかもしれないのだが、胸とか、お腹 とかに低音が直に響くのだ。そして、その気持ち良さときたら無い。
前にもどこかに書いたけれど、私がベースという楽器が単にリズムを刻むだけの ものじゃなくて、音を奏でるものだと知ったのは、完全にユーちゃんの影響だ。
2001年の夏、享氏のギターを、もう本当に解散後初めて聴いたときに。 その音の響く感じ、享氏のギターの音の出し方、その弾き方のあまりのなつかしさ に打ちのめされて、心の底から「ああ、この人の音を聴いて私は育ってきた。 この音に育てられてきた!」と思ったものだ。
それと、まったく同じことを、今回のキャロルライブの最初3曲でつくづく 感じ入っていた。 この音をよく知ってる。この音に育てられてきた。って、そんなことばかり 思っていた。 きっと、クロベエのドラムを聴いても、私は同じことを思うんじゃないかと思う。 何百回、何千回と聴いてきたから。それにあまりにも慣れ親しんでいて、そして 勿論、大好きだったからだ。
今、フミヤライブでベースを弾いてくれている山内薫さんも、とっても上手くて、 ライブの度に「そうだ。ベースってこんな風に、お腹とか胸とかにどんどん 響いて来るモノだった!」と、思う。 思うけれど、やっぱりユーちゃんの音は他の何にも変えがたく思う程に特別 だった。私の中で。 そんなことを思い知らされた。今更ながらに。
弾いてる姿にも、結構かなり来るものがあった。 ちょっとうつむき加減に、微妙に前かがみな感じで、ベースのヘッド(って言う の?)を揺らすあの弾き方も。 MCの時の立ち姿、立って、ちょっと首をかしげる感じで斜め上見上げてる風に 見えるところとか。 MCの時のその手の振り方。身振りとか。喋り方とか。 あまりにも10年前と変わらないように思えて、それだけでも泣けてくるかと 思ったほどだ。
その音の響きと、それがフミヤくんの声とからんだときのその感じと、その 立ち姿。その幸せな感じ、とてもとても楽しそうな感じ。ああ、この人が笑って くれてれば、大抵のことはきっと大丈夫だ。なんて思ってしまうその感じ。
そのすべてに、なつかしくて切なくて苦しいけど嬉しい。って思ってた。 ライブ中ずっと。
そしてフミヤくんは。 やはり野音ということもあってか、か〜なり矢沢永ちゃんを意識した喋り方の ようにも思ったが。(あんまりカッコつけててかわいかったけど!笑) あの場所にいたのは、まるでチェッカーズのフミヤくんだった。と。 なんだかうまく言葉であらわすのがとても難しいんだけど、なんだかそんな風に 感じた。
そして、 (もう本当に、こんなことがあるから人生は、やっぱり捨てたモノじゃない。) いつもながら単純だけど、そういう風に思ったのだった。
そして、私もつくづく思った。 チェッカーズのライブに行きたいと。 あの人たちのライブをもう本当に死ぬほど観たい。って。 心の底から、泣けてくる位に強い気持ちで、そんなことを思ってた。 それはもう、叶わないんだって知ってはいても。 思ってしまったものは仕方ない。
観れてよかった。まるで夢みたいにあっと言う間。後から皆で、 「なんか夢みたいだったね」とか言ってたほどだ。 幸せでした。とてもとても。 もう本当に、冒頭にも書いたが「神様ありがとう」なんて、真剣に思ってしまう 位には。
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