日記

2003年02月20日(木) 泣ける映画。

享氏HPにて、泣ける映画を皆が語っていたので、思わず考えてみた。

私がこの人生でいちばん泣けた映画は、『晩秋』という、おじいちゃんが癌で
死んじゃう映画。ジャック・レモン、テッド・ダンソン、まだ若い若いイーサン・
ホークが出演し、家族とは何か、ということを暖かく、切なく悲しく演じている。

もともと老人モノに弱いのだ。
その上、私が18歳のときに、私のことを生まれたときからずっといちばん
可愛がってくれてたおじいちゃんが、癌で亡くなったということもあり、
(今もこんな風に書いてて思わず涙出ちゃうほど!笑)共感が深くて泣けると
いうのもあるのかもしれない。

次点は映画の『赤毛のアン』。たしか89年頃の映画。ミーガン・ファローズが
出ている。アンだけじゃなく、マシュウもマリラもイメージ通りで物凄くイイ。
こんなこと書いてると、自分がものすごーくかわいらしい人間のような気がして
大変に気恥ずかしいが、高校生のときに友達と6〜7人で映画館に観に行って、
幸せで幸せで泣けるってことがあるなんて!!って、ものすごくびっくりした
覚えがある。HPの映画のところにも書いているが、私に物語はやっぱりハッピー
エンドじゃなきゃ!と思わせた映画だ。大好きなのだ。もうとてもとても。笑

それから必ず、何故か観る度に泣いてしまうのが『となりのトトロ』。
これはこれで、幸せな風景がなんでこんなに泣けるの〜?って思う。笑
しかも、フツウ、人が泣きそうにない部分で思わず泣いてしまう私である。
それはあの映画のノスタルジー効果なんだろうか?
トトロについての、本当にすばらしい、言い得て妙とも言えるような文章を
ばななさんが小説『アムリタ』の最初の方に書いていて、それはそれで、大変に
好きな私である。あれ以上に的確にトトロの良さをあらわした文章はないなあ!
と真剣に思ってしまうほど。

フェリー二の『道』もすごくいい。野獣みたいな男ザンパノと、狂ってしまう
ジェルソミーナ。そしてジェルソミーナが旅の芸人の男から言われるあの言葉、
「この世にあるものは何かの役に立つんだ」という言葉。
最初に観たとき、あまりの衝撃に思わずメモしたくらいだ。笑
「何かの役に立つ」。そうか。と思った。そうだったらいいなあ!と。強く
思ったのだ。

2001年くらいまで、映画ノートを作っていてベッドの枕元に置いていた。
なんのことはない、17〜18歳くらいから観た映画のタイトルだけ、ずっと
書きつづっただけのノートである。しかも基本的にメジャー所しか観てない上に
10年くらい経っても250本くらいしか行ってないので、私が映画好き
とか言っても、まったくその程度のモノだよなあ!と思うがしかし。

あらためて見直してみて、若いときに観た映画ほど、印象に残っているし、
泣いた映画も多いということに気付く。
上に挙げた4つの映画以外にも、好きだと思った映画、泣けた映画、すばらしい
と思った映画、それが若い頃に観た物ほど多いようにも思えるのだ。
やっぱり若い方が感受性が鋭いから? 感覚が鋭敏だから? わからない。
でも、ジョーズ1もダイ・ハード2も、ステラもドライビング・ミス・デイジー
も、トレマーズ、氷の微笑、シザー・ハンズ、プリティ・ウーマン、美女と野獣、
ボディ・ガードにメンフィス・ベル、さらば我が愛-覇王別姫-、妹の恋人、
フライド・グリーン・トマト、尼僧の恋、髪結いの亭主、ショーシャンクの空に、
告発、プラトーン、ゴッド・ファーザーpart3、などなど。

24歳くらいまでに観たものほど、好きだと思った度合いも、印象の強さも、
年をとってから観たものよりずっと、ずっと強いように思えるのだ。

本当は、年をとってもいつまでも、そういう感動する心をなくさない大人で
いられたらいいなあ!って。笑
思わず本気で、そんなこと、真剣に考えてしまうんだけどね!笑

それが衰えていってしまうのは、もう本当に仕方のないことなんだろうか?
感動する度合いが薄れていくと言うのは。

まあ、25歳すぎてから観た映画でも、好きだなと思ったものも泣けたのも、
結構あるにはあるんだけれど。
クルーシブルもバスキアも、ブエノスアイレスも上海特急も、バグダッド・カフェ
も恋愛小説家も、グッドウィルハンティング、ザ・エージェント、世界中が
アイ・ラブ・ユー、コン・エアー、ダメージ、トレインスポッティングも
Shallow Graveも、その他色々、それぞれに物凄く、これはイイ!とか凄い!
とか面白い!とか、思ったものではあったけど。

それでも、若いときに観たものほど、やっぱり文句無しで好きだなあと強く思う。
それはやっぱり、感性とか、そういう問題なんだろうか?
あるいは若いときほど単純で、些細なことにも感動しやすかったということか。


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