| 2002年05月28日(火) |
ミシン(by嶽本野ばら) |
嶽本野ばら著、『ミシン』を買った。 最初に載っていた『世界の終わりという名の雑貨店』を読んだ。 よかった。
なんとなく、装丁の感じからして、好きそうな感じはしていたのだ。以前から。 そして、読んでみたら、やっぱりこれ好きだわ。って感じだったのだった。 大抵、そういうカンは外れないモノである。
太宰治的な文体で、でももっとナルシスティックな感じ。でも、それが厭味じゃ なく一つの世界として完成されていて、いいなあ。上手いなあ。と思った。
そして、その中で出て来る女の子が、とにかく印象深かった。 そしてそれは私の中で、自分好きだとか自分の人生好きとか、そういう風に思って いながらも、その逆にものすごく人目が気になったり、まわりから無視されたら どうしようとか、嫌われたらどうしようとか、そういう世の人々から見たら かなりくだらないとも思われるような、自分のこと好きとか言ってるのとは かなり相反する気持ちみたいなのが、どこかにあるからじゃないか。その気持ち がこの女の子とダブるんじゃないか。とか思ったのだった。
まあ、そんなのどうでもいいんだけどね。 要は、この小説集が本当に良かった。ってことだ。私にとって。 つづいて、表題作である『ミシン』も読んだがすばらしかった。 泣けるとか、手紙に書いてきた子がたくさんいると言う話だ。 その話もなんとなくわかるような気さえした。のだった。
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