国の平均寿命が、その国の繁栄と貧困状態を表しているという事実。 例えばアメリカなどは食生活から来る肥満が寿命を縮めていることもあり、 全てがそうだとは言い切れませんが、大枠で言えばあながち間違いではありま せん。アメリカだって寿命が長いことには違いないし。
日本の場合は、記録によると、大正時代は男女ともに40代前半だったのが、 徐々に上がってきて今では男性78.32才、女性は85.23才(平成14年 厚生労働省)です。
日本の場合、このまま上がっていくかどうかは疑問ですが、例えばインドでは 男女とも60才前後、ナイジェリアでは男女とも50才前後(厚生労働省)です。 日本を基準にすると、インドは昭和25年ごろ、ナイジェリアは戦後直後です。
西アフリカのシエラレオネでは30代前半〜半ば(1995年)です。 ちなみにここは世界で一番平均寿命が短い国。内戦が長く続いていることも原因。 出生児の4人に1人は3才までに死亡しており、まさしく貧困を意味しています。
戦争と貧困が寿命を決める要因であるならば、日本はそれらから決別した道を 取っているのだから、寿命が延びるのは当然とも言えます。
何を言いたいのかというと、戦争をせずに経済成長の道をただひたすら走ってきた 日本は、戦争にかけるコストを経済成長にかけることができたのは誰のお陰なのか。 やはりアメリカのお陰ではないだろうか、ということ。
自衛隊のイラク派遣をきっかけに日米安保が問題視されていますが、どのように 転んだとしても、アメリカと決別するような道を取ることは出来ません。つまり、 yesかnoかの二極論ではなく、日本を主体と考え、アメリカをどう位置付け ればいいのかを考える。言い方は悪いですが、アメリカを利用する。
日本は敗戦国ですから、どうあがいてもアメリカを凌駕する政治はできません。 アメリカに守られた経済成長によりのし上がったわけですから、アメリカを反故に して生き残ることは出来ません。今の日本の繁栄はアメリカのお陰だ、と。
だからこそしぶとく生き残るためには最大限、アメリカを利用することが求められる わけで、アメリカが日本を利用していると見せかけて、実は日本がアメリカを利用 している図式が理想です。言葉の違いはあれ、民主党はこの図式を求めていると 思います。自民党の本音もそこにあると思います。(社会党や共産党は違う。)
そういう意味で、自民党と民主党の国に対する根幹の考えは同じなわけで、その 手法の違いはあれ、同じ土俵にあると思うわけです。(一部、民主党の中には違う 思いの議員もいるようですが、いずれその考えも淘汰されていくでしょう。)
民主党が本当に与党になることを考えているのなら、自己の立場をより鮮明にし、 自民党との違いを有権者に分からせるような説明をするべきです。それがないから 票を入れたくても入れることができない。政権政党としての責任を果たせるのか 不安に駆られるわけです。小沢一郎氏はそのあたりのことを良く分かっているはず。
日本をひとつの成功モデルと捉えるならば、その成功例を他国に展開する政治も 必要になってきます。今まではあくまで自国のことに専念してきました。他国の 飢餓を救うためにも日本の成功例を取り入れる国が出てくるはず。マレーシアは ルックイースト政策で日本を手本にしてきましたが、今や日本はマジメさを失った として手本にしていません。いつから日本はこうなったんでしょうか。
飢えに苦しんだ時代を通り過ぎ、飽食の時代になって、今の生活(つまり親が 築いてきた生活)が当たり前だと思ってしまったことが、生活のためにマジメに 働く姿を失わせたと思います。お金の価値観が下がってしまったとも言えると 思います。他国の飢餓や戦争が若い世代には単に可哀想な出来事としか見えない のもそのようなことにあると思います。自分たちが経験していないし、そんな ことはあり得ないと思っているからね。
日本は確実にアメリカの悪い姿に向かっています。 これを止めるにはどうしたらいいか。さぁ考えましょう。
はい。今日は晴れのち曇り。(東京地方)
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