| 2003年12月05日(金) |
消費者金融に甘えたら終わりかも |
昨日の続きです。もちょっと細かいところまで言及してみました。 (ちなみに本文は消費者金融を悪いと決め付けているわけではないので念のため)
貸出額によって、100万円超を15%、10万円以上100万円未満を18%、 そして10万円未満を20%を上限とする→利息制限法(罰則無し) 29.2%を上限とする。→出資法第5条(罰則あり)
利息制限率を超える部分は違法ではあるが任意返済として貸金業規制法43条で認められ ている。(いわゆるグレーゾーン金利)つまり任意返済だから借り手は支払超過分を返済 請求できる。一般の借り手はこのことを知らないあるいは立場が弱いので認識をしていて も請求できないといったところが現状だろう。但し返済請求が認められない場合もある ので注意が必要。
いずれにしても、利息制限法を越える金利は法的な支払義務は無い。
なお、貸金業法43条は,サラ金業者が厳格な要件を満たす書面を貸付時及び返済時に 欠かさず交付している場合に限り、利息制限法違反の金利を徴求する余地を認めているが、 この厳格な要件を満たした上で貸付をしているサラ金業者は極々わずか。
サラ金業者にこれまで支払ってきた金利のうち、利息制限法超過部分については、金利の 支払いとしては無効なので、遡って、元本として支払ったこととなる。 すると、次回の支払いについては、減少した元本について改めて利息制限法に基づく金利 を求め、これに違反して支払った金利部分は、やはり元本として支払ったこととなる。 これを繰り返していくと少なくとも元本は減少し、場合によっては既に支払いが終わって いる、更には払い過ぎとなっているので返してもらわないとならないというケースさえ あり得る。
ここで重要なことは過去の借入履歴をしっかり残しておくこと。 いつ、いくら借り、いつ、いくら返済したか。これがあれば正しい金利計算ができるが、 なければ業者に提出を開示してもらう必要がある。しかしながら自己の不利益となる開示 を拒否する可能性もあるので、契約書や領収書等は必ず保管しておくこと。
まぁこれは借りた側のみの観点なので貸した側から言わせてもらうと、借り手の低い信用 と、借り入れの利便性を考慮すると、銀行よりも高金利になると言わざるを得ない。 金利はそもそもクレジットリスクと取扱い手数料の合計を加味したものだから。 後になって泣きを入れるぐらいなら、最初から借りるなと言いたいよね。屁理屈こねて、 サービス対価を踏み倒すなと言いたい、とね。
こんな感じです。
借りる側には借りる側の事情が、貸す側には貸す側の事情があります。 しかしあまりにもの貸す側の歯止めがなかった。そのために殺人事件まで引き起こされて しまいました。自殺者も増えました。これを社会現象だと済ませる風潮もありました。 そういったところに歯止めをかける意味で上限が設定されました。
しかし消費者金融が衰えるどころかますます栄えているのは、我々の収入が減ったにも 関わらず生活スタイルが変わらないあるいは良くしたいという欲望に起因すると思われ ます。皆が痛みを覚えることから逃避して、自分の生活を良くしたいと思い続けるなら、 どうやって自分の生活を良くするかを自分で考え自分で行動すべきなのに、なぜか国や 自治体や政治家のせいにして自己弁護しているように思えてなりません。
もし自己努力なしに本当に国や政治家に頼ろうとするなら、それは自己の幸福を自己で 実現することを放棄していることであり、例えば所得の半分以上を税金として国家に 納めてそれを国家に広く分配してもらうということになってしまいます。大きな政府を 求めていることになってしまいます。国民が国に統制されることを望んでいるかのよう です。役人に権益を与えても良いと言っているかのようです。それこそ税金で働いている 人間はほくそ笑むことでしょう。おかしいと思いませんか?
人にはそれぞれ分相応の生活が決められているわけで、皆が同じレベルで生活ができる はずはありません。それが分かっているからこそより良い生活のためにがんばれる。 より良い生活をするためには努力をするしかないんです。何かを犠牲にしてね。努力を せずに良い生活を望めば、そこには自己の肉体を犠牲にすることになる。いずれにしても 犠牲がついて回ります。その犠牲を何にするかはそれぞれの価値観によりますから、こう あるべしということは言えません。(生まれながらに決まっている場合もありますが)
そういった犠牲を認識した上で、最大の幸福を実現するために努力する。 自己の責任で努力する。誰の命令でも指示でもなく自己の責任において。
とかいうことを自己責任放棄している人に説かなきゃならないから大変です。さて。
はい。今日は曇り。(東京地方)
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