| 2003年10月31日(金) |
資本主義と社会主義のバランス |
貧富の差と地位の格差をなくし、平等を理想とした社会主義がソ連や 中国の失敗によりそれが理想郷ではないことが証明されました。 資本主義の悪い点を是正するだけでなく、資本主義そのものを否定 したために、社会主義は失敗しました。
これは時間の観念がなかったことと利益を出すことを善しとしなかった ことの2点が大きな点として挙げられると思います。失業者のない社会 であり続けるために、失業者が発生しても無理やり企業に押し込んで 失業者が無いように仕立てるから効率が悪いことも要因のひとつ。
人間の欲求を満たすためには平等な社会では無理が生じます。 というのも、欲求とは他人より少しでも有利な立場にありたい、そして 今よりいい生活をしたい、他人とは違う自分の好きなことをしたい、 そう思うのが自然な欲求の姿ですから、その欲求がかなえられない 平等な社会では欲求を解消する場が裏でしか供給されないことになり ます。それがひとつの市場を形成すれば、政府が規制をしたところで その手を逃れる方向での動きが一方で生じてしまい、いたちごっこと いったところでしょう。
ここに経済的な活力は存在せず、国家の繁栄はありえません。 スローガンと圧力で国民を押さえつけるしか政府にはできません。 その政府もフトコロ事情が悪くなると権力すら危うくなります。 そんな状況では国家を崩壊させる圧力だけが大きくなり、結果的には 革命という姿になって社会が変わっていきます。
そういう意味では北朝鮮はまだ権力が集中している方なので統制が 効いていますが、それも時間の問題でしょう。近い将来に国家体制に 変化が起きるのは間違いありません。経済的には崩壊しているし、 なによりも国民の生命と財産よりも1元首の威厳の方が大事であると 考えていますからね。
資本主義の悪いところだけを見て資本主義そのものが悪いと置き換えた ところが間違いであって、悪いところだけを置き換えればよかった。
社会主義も理念としてはいいことだし、全否定をするつもりはありま せん。また資本主義を全肯定するつもりはありません。いいとこ取りを して理想に向かっていけばいいのであって、それを新資本主義でも 新社会主義でも呼び名をつければいいだけ。原理主義になるのはいかん。
テレビを見ながらそう思うのでした。>スターリングラード
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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