しむちゃんのつれづれ日記
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2001年12月01日(土) どこかで誰かが儲けている。

雅子様のご出産(女のお子様)おめでとうございます。
ようやく国民待望のお子様が誕生したことで、これが明るい話題となって
日本の景気が少しでも回復してくれることを切に望んでいる次第です。
ワラにもすがる思い・・・。

さて今日の話題はふたつ。

ひとつめは債権放棄ゼネコン9社の中間連結決算発表。
熊谷組・長谷工・ハザマ・フジタ・三井建設・佐藤工業・飛島建設・
青木建設それから大末建設。

金融機関から債権放棄を受け再建中の準大手・中堅のゼネコン各社。
競争激化で粗利が落ちているといいます。粗利とは売上高から工事原価を
差し引いたもの。利益を確保するためには固定費の削減をするか、営業外
の利益(例えば簿価の低い土地売りとか保有している株売りとか)で
カバーするしかありませんが、それは短期的な利益確保。資産には限界が
ありますから長続きはしません。

利益率の高い公共工事受注は過去の売上実績に大きく左右されるため
不採算工事の受注であっても避けるわけにはいきません。「うまみのある
仕事が減る」ことになりますから。そして無理にでも確保しようとすると
利益が減るということになり、経営としてはこの矛盾にどう立ち向かうか
苦しい選択に追い込まれることになるでしょう。

ゼネコンの話題をしたのは、これらに代表される大口融資先を持つ大手
10行が6兆を超える不良債権処理を決定し、過剰債務を抱えるゼネコン
の整理・再編が現実味を帯びてきたからです。銀行業務を長期的に考え、
つまり本業の利益やリストラの努力を支えていくことを考えて次の行動に
出るかどうか、それぞれのメーンバンクの対応が今後注目されます。

次に株式市場で注目されていた電通の上場。
通常注目されている銘柄だったら初値をつけてから右上がりの推移をする
はずなんですが、今回の電通は一旦値を下げました。理由は外資証券
(USBウォーバーグ証券)が異常な価格で売り注文をしたからです。

「61万円で16株売り」と言うところを「16円で61万株売り」。
まもなく注文は取り消されたそうですが、6万5千株ほどが成立して
しまったため、買戻しの義務が生じてしまいました。電通株は証券金融
会社からの借り株が可能でない銘柄のため、週明けにも多額の損失覚悟
で買戻しを続ける模様。そうなりゃ投資家は売り控えるわな。みすみす
値上がりする銘柄を手放すわけにはいきませんからね。買い手がいるうち
は値は上がるもんです。それが市場の心理。

以前の立会場取引ではあり得なかったこと。
市場活性化の期待が大きかっただけに、本来の需給を反映しない株価の
値動きに市場関係者は落胆の色を隠せなかったらしいです。逆に言うと、
一部の投資家は大儲けをしたことになり、だから止められないとほくそ
えんでいる人がいることになります。なんとも後味の悪い出来事です。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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