『日々の映像』

2009年07月10日(金) 2009年度の各国の成長率は

 報道
IMF:09年成長率予測、戦後最悪のマイナス1.4%
毎日新聞 2009年7月8日

国際通貨基金(IMF)は8日、最新の世界経済見通しを発表した。世界全体の2009年国内総生産(GDP)の実質成長率見通しを、マイナス1.4%と下方修正した。インド・中国が大きなプラス成長があって、なおかつ世界全体でマイナス1.4%は第二次世界大戦後では最悪のデータなのだ。失業率の増加が止まるのが2010の後半になるのではないだろうか。

 2009年の主要な国別の成長率をメモ。
ロシア  マイナス 6.5%
日 本  マイナス 6.0%
米 国  マイナス 2.6%、
ユーロ圏 マイナス 4.8%
中  国 プラス  7.5%、
インド  プラス  5.4%
世界全体 マイナス 1.4%
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IMF:09年成長率予測、戦後最悪のマイナス1.4%
毎日新聞 2009年7月8日

 【ラクイラ斉藤信宏】国際通貨基金(IMF)は8日、最新の世界経済見通しを発表した。景気悪化のペースは幾分緩和したものの、欧州などでさらなる落ち込みの恐れがあることなどを受け、世界全体の09年国内総生産(GDP)の実質成長率見通しを、4月の前回予測時から0.1ポイント引き下げ、マイナス1.4%と下方修正した。第二次世界大戦後では最悪のマイナス成長を予測した。
 世界全体の10年の成長率は2.5%とプラス成長への回復を予想した。日本は景気の下げ止まり傾向を受けて、09年はマイナス6.0%に上方修正。10年も1.2ポイントの大幅上方修正で、1.7%のプラス成長を見込んだ。
 米国は09年はマイナス2.6%、10年は0.8%のプラス成長を予想。ただ、東欧の経済危機の深刻化に伴い、ユーロ圏は大幅に下方修正され、09年はマイナス4.8%を予想。ドイツ、イタリアも下方修正の幅が大きく、欧州経済の深刻な状況を浮き彫りにした。
 高成長で世界経済をけん引すると期待されている新興国の09年の見通しは、中国が7.5%、インドも5.4%と堅調。一方で、新型インフルエンザ流行の影響などでメキシコがマイナス7.3%と3.6ポイント下方修正されたほか、ロシアもマイナス6.5%と明暗を分けた。
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石田ふたみ