| 2005年11月27日(日) |
マンション強度偽造事件(5)相次ぐホテルの休業 |
耐震強度を偽装していた問題は、「個人犯罪」の域を超えて深刻な社会問題に発展する広がりを見せ始めている。 姉歯建築設計事務所の偽造で、地震などで倒壊の恐れが発覚した被害が全国に拡大している。 耐震計算書偽造問題がホテル業界に深刻な打撃を与えている。強度が偽造されたホテルはもちろん、姉歯(あねは)建築設計事務所が関与したというだけで営業休止に踏み切らざるを得ないケースが出て来たのだ。「八都県で17ホテルが営業休止となった。数億円の減収見通しというホテルもあるが、補償や賠償を求めるには責任の所在が判然とせず、不安が広がっている」という状況なのである。 姉歯事務所を監督する立場の千葉県の調査によると、「同事務所が関与した物件は全国で計194件。このうち国土交通省と各自治体の独自調査で・・・偽造の疑いが判明し、偽造の疑いは全体で33件」に上っている。偽装を見抜けなかった民間検査機関が、この建築士以外のものでも、法定の審査手続きを満たしていないことが判明したことが報道されている。さらに自治体の建築確認でも、偽装を見落としていた事例が次々に見つかっているというから、一つの社会問題になる雲行きである。自分たちのマンションは大丈夫かという調査への動きは燎原の火のように全国的に広がるだろう。 自民党の武部勤幹事長は26日、北海道釧路市で講演し、耐震強度偽造問題に関して「悪者探しに終始すると、マンション業界はつぶれますよ、ばたばたと。不動産業界も参ってきますよ。景気がこれでおかしくなるほどの大きな問題です」(27日・スポニチから)と述べているが、決して大げさな表現ではないような気がする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森840 2005年11月27日
朝青龍が前人未到7連覇、琴欧州は大関昇進確実に 妻は相撲フアンなのであるが、朝青龍が嫌いである。朝青龍が勝ち名乗りを受ける時の表情・仕草が気に入らないのである。日本と異なる文化で育ったのだから、多少の違和感があって当然ともいえる。昨日のスピーチの会で渡辺比登志さんが「異文化理解」と題して、スリランカとイラクの日本との生活習慣の違いについてのスピーチがあった。スピーチの骨子は、異文化を理解し受け入れる必要があるとの趣旨であった。 朝青龍の話に戻そう。朝青龍は史上初となる7連覇と、年6場所の完全制覇を達成した。同時に年間勝ち星を83勝とし、北の湖が1978年に作った82勝の最多記録を27年ぶりに塗り替える快挙を成し遂げた。まだ25歳の朝青龍はこれからどれだけ優勝するか分からない。大鵬の優勝32回を超えることは間違いないと思う。ただ1人ライバルの登場は、大関昇進を確実にした琴欧州だけのようだ。千代大海・魁皇は朝青龍に対して、何の抵抗も無しに負けてしまうのだから寂しい限りである。日本伝統の相撲は、外国人力士が中心の舞台となって行くのだろうか。
◇幕内通算優勝回数◇ (1)32 大 鵬 (2)31 千代の富士 (3)24 北の湖 (4)22 貴乃花 (5)15 朝青龍 (6)14 輪 島 (7)12 武蔵丸
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