『日々の映像』

2005年11月07日(月) 勤労者用1970施設、売却収入は建設費の2.8%

 これを読む人は不快であると思うが、厚生労働省所管の外郭団体(ここでは雇用・能力開発機構)の無駄遣いのあらましを記録しよう。独立行政法人「雇用・能力開発機構」が建設してきた「勤労者福祉施設」利用率の低さなどから無駄遣いとの批判が高まり、97年に施設の新設中止が閣議決定され、99年から自治体などへの売却を進めてきた。
 今年9月末までに売却できた1970施設の売却収入が計約126億4000万円で、総建設費(4500億円)の2.8%にとどまることが分かったという。勤労者福祉施設は雇用保険料などで建てられており、「投げ売り」による保険料浪費の実態が改めて浮かび上がっている。投げ売りの実態をメモしておこう。
・売却価格が 1050円       2施設
・売却価格が 1万500円    860施設
・売却価格が 10万5000円  638施設
・売却価格が 105万円     32施設
・売却価格が 105万円超   438施設
 借地に建てた施設の場合、機構は建物を解体して更地にして返却する義務があり、老朽施設の場合、建物の時価から解体費用を差し引くとマイナスとなるケースが続出。国の財産処分の基準に従うと、1万円や10万円となり、それに消費税が加算された価額になっているのだ。こんな「雇用・能力開発機構」という外郭団体に毎年労働保険特別会計から1500億円も交付していたというから驚く。労働保険特別会計の見直しこそ論議の対象となろう。このような特別会計が数多くあること事態、役人天国の象徴と言わねばならない。
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癒しの森820                            2005年11月7日  

          癒しの森の仲間が出来る

 「癒しの森」に取り上げるテーマはなかなか難しい。日々の映像は社会の出来事をベースとしたエッセイなので、記述テーマに困ることは余りない。しかし癒しの森の記述テーマは以下の通りで、これに該当するテーマを見つけることが難しいのである。
1、人との交流で癒しを感じることがら
2、自然とのふれ合いから癒しを感じることがら
3、季節の移り変わりに関することがら
4、健康に関連して参考になるようなことがら
5、ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら
6、過去の大文豪・詩人の語録などの紹介
7、良き書物(詩)の読書感想
8、宇宙に関連して、凄いと思うことがら
   (2004年7月1日の癒しの森から)
  昨日今溝恵子さん宅を訪問したことを書いた。今溝恵子さんは自宅の隣に「陽だまりの中、人が集う家」という建坪約35坪余りの本格的なアトリエを建設中である。完成後ここに訪れる機会が多くなるとの印象を持った。そして、癒しの森の記述テーマがこのアトリエから生まれるような気がする。記述テーマの9として「陽だまりの中、人が集う家から」が追加されるようである。

  ・完成を みんなで祝って 集い会う 心の温もり 陽だまりの家

  






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石田ふたみ