| 2005年09月19日(月) |
「敬老の日」に報道された老人問題から |
65歳以上の人口は85年に総人口の10%を突破して以来上昇を続け今年は昨日書いたように20%となった。人口問題研究所の推計では、2015年に26.0%、2025年には28.7%になるという。生産年齢人口(15〜64歳)に対する高齢者の比率を示す老年人口指数は、30.2ほぼ3人で1人のお年寄りを支えている計算になる。
高齢者世帯の激増も地域社会にさまざまな問題を投げかける。ここでは多少の統計データをメモしたい。 ・高齢者1人で暮し 338万世帯 (5年前に比べて39%増) ・高齢者の夫婦世帯 447万世帯 (5年前に比べ27%増) 計 785万世帯 この老人世帯が2025年すなわち20年後に約1400万世帯になるというから大変なものである。現在でも老人世帯だらけの町内がある。3人に1人の65歳以上の高齢者の多くが、認知症などの介護老人になったのではどうにもならない。認知症を例に取れば、現在の150万人が10年後は250万人になるという。それでは20年後はどうなるのだろう。少なくとも350万人を超えるのだろう。これからの高齢者は、家族・社会に迷惑を掛けないような生き方をしなければならない。認知症などの要介護老人が推計通りに増えたのでは、国そのものが傾くといわねばならない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森771 2005年9月19日
中秋の名月くっきり
新潟の18日の夜は晴れであった。関東や西日本も好天に恵まれ「中秋の名月」が全国に輝いたようである。月の移動は早いので、中秋の名月を見るには日が落ちて暗くなるのを待たねばならない。そうすると夜空にやや赤みがかった満月が顔を出して来るのである。赤みがかった柔らかい光は神秘的である。昔の人はこの名月をどのような気持ちで仰いだのだろう。この中秋の名月を境に、寒暖の差が日を追うごとに広がり、秋の足音が大きくなってくる。 今年は生涯青春の会を立ち上げたので、精神的には実り多い秋を迎えることが出来る。
・人々は 赤みをおびた 名月を 幾百年も 仰ぎ讃えん
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