『日々の映像』

2005年09月06日(火) 大型ハリケーン:石油ショック状態 大半の製油所閉鎖 

 台風14号が九州に上陸し、かなりの被害が生まれるようだ。米国を襲ったハリケーンは桁が違う。ハリケーン被害で大半の製油所閉鎖に追い込まれている。よって、米国は「ミニ石油危機」ともいえる状況に直面しているのだ。米エネルギー情報局は、「カトリーナ」による被害をまだ正確に把握できていないという。メキシコ湾岸にある製油所は全米の石油精製の約5割をカバーしているといわれる。被災地には9つの製油所があり、このうち8カ所が閉鎖しているが、作業員らの立ち入りは当分先になるという事態なのだ。まさに石油危機なのである。

 ハバード米大統領補佐官(経済担当)は二日、テレビに出演し「欧州から二十隻のタンカーが米国に向かっている。危機は短期間で収束するだろう」と強調している。しかし、エネルギー専門家の間では、「IEA加盟国による備蓄放出でも米国発の石油危機を抑えるのは難しい」(米系メジャーアナリスト)との見方が根強い。エネルギー情報局も「一部は今後1〜2週間で操業再開できるかもしれないが、復旧に数ヵ月要する施設もある」と供給不足が続くとの見方を示している。

 設備の復旧も予断を許さない。「大手石油会社は効率重視の経営を迫られた結果、利益率の低い精製部門の設備の更新・新設を控え、この30年間、既存施設の能力向上で対応してきた」(9月4日・産経から)要は施設全体が老朽化しているのだ。以前も書いたことがあるが、アメリカのガソリン価額は安い。全米自動車協会(AAA)によると、2日のレギュラーガソリンの店頭平均価格は1ガロン(約3.8リットル)当たり2ドル86セント(1リットル当たり約80円)になった。これが過去最高値なのである。ガソリンスタンドは仕入れ値の急騰に備えて価格を上乗せし始めたため、店頭では三ドル台の表示が拡大しているという。パニックは在庫がなくなり閉店するスタンドも出てきていることだろう。ブッシュ大統領のガソリン購入の抑制要請したことが返ってガソリン購入に殺到させたようである。
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癒しの森758                               2005年9月6日  

             スペースBeへ差し入れ

 先月坂井輪中学校区コミュ二テイ協議会の福祉部会長に選出されてその活動を模索している。この部会は高齢者福祉・児童福祉・障害者福祉の充実に関する事業を行うことになっているが、具体的となるとなかなか大変である。高齢者福祉に関してこの部会で出来ることは、援助を受けない自立した高齢者は増えるような運動でないかと思っている。障害者福祉はこの地区にあるスペースBeを支援するような会を立ち上げることが出来れば、部会として一つの役割を果せると思う。

 今日もスペースBeに味付けコンニャクの差し入れをした。みんなの嬉しそうな顔はここで書くまでもない。このように差し入れする人が増え、このような行為が媒体となって地域交流が生まれればと思っている。1997年の日々の映像で教育に関することを何回か書いた。今での記憶に鮮明に残っている「教育とは希望を語ることである」というヨーロッパ言葉がある。この施設を利用している障害者に、希望を語ることが出来るのかと自問した。
     

 

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石田ふたみ