『日々の映像』

2003年07月02日(水) 電話セールスの時代が終わる? 

 日本の大半の人が、電話セールスの不快を経験している。この稿を入力しょうとしていると、マンションの電話セールスがあった。不快の意思表示で早々電話を切った。この電話セールスが世界の流れとして終焉になる可能性が出てきた。ブッシュ大統領は「電話セールス撃退作戦」を始めると発表した。

 具体的には「電話による商品やサービスのセールス・勧誘を受けたくない人に、米連邦取引委員会が作成する名簿に登録してもらい、業者が登録した人に電話セールスをした場合には、最高1万1000ドル(132万円)の罰金が科せられる」との内容である。これほど単純で分かりやすい政策はないと思う。すでに毎秒千件の拒否名簿への登録が進んでいるという。この撃退作戦の実施は10月からである。

 業者はセールスリストから、登録した人を削除しなければならない。事実上電話によるセールス活動が終焉する方向に進むと思う。ブッシュ大統領は、「夕食の団欒をしている時や、親が子供に本を読み聞かせている最中に、最も不快なのが突然見ず知らずの人間から掛かってくるセールス電話だ」と指摘して、名簿への登録を呼びかけている。全米で劇的な効果が生まれると思う。この動きが日本に波及する可能性は十分にあると思う。

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石田ふたみ