MOTOYANの日々題
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2021年10月30日(土) 母の具合が・・・

南さつま市の実家近くの病院に入院している母の具合がよくないようで。覚悟して待機しているようにという連絡が面倒を見てくれている妹から来た。
数年前から入退院を繰り返しているものの自覚症状もあまりなく、見た目もそれほどでもないというのに血液検査の結果が心配だということと高齢だから病院の方が安心だという理由から入退院を繰り返していた。
確かに夏の猛暑や冬の寒さを思うと病院の方が過ごしやすい。しかし1か月以上になると入院のストレスが溜まってくる。そこに新型コロナ感染対策が入り込んで面会もできなくなってその閉塞感は想像以上だと思う。
95歳にして頭脳明晰で介護も補助もいらずに生活できるのに入院生活が長引いて親族とも会えないし、いつ退院できるかもわからない不安を時々かかってくる電話で感じられた。
「みんなも同じだから仕方ない」が入院している人と家族や親族を遠ざけているフレーズになっている。時間が病気やけがを治してくれるものなら我慢もできるが、高齢者の入院はその保証がない。
今になって病院も面会室の設置やオンライン面会などを始めているが、コロナももう2年にもなる。時期が悪かったということだろうか。病院はコロナ対策に全力を傾けているのも理解できる。その一環としての面会中止もわかる。
そこそこの体力と意識があるうちに退院させて自宅療養も考えたが、本人が家族に気を遣って病院を選択した。
最後に顔を見たのは1月だった。電話は2週間前だった。スマホの留守録に声が残っていることが何とも言えない状況だ。
がんや大きな病気もせずにこれまで生きてくれたので百歳まではと思っていたが百歳に近づく1年は若いころの数年分のリスクがあるのだろう。


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