MOTOYANの日々題
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2021年10月29日(金) 軽石漂着

太平洋上の海底火山の爆発で多量に流れ出した「軽石」が沖縄や奄美などの南西諸島に漂着して大変なことになっている。軽石そのものには毒性はないが、海面を埋め尽くし、海岸に流れ着いて波打ち際にたまり、船のエンジン故障、養殖いけすの魚が酸欠死など被害が出ている。海保の巡視船もエンジン停止した。
そのままにしておくともとに戻るのに数年かかる。撤去するにしても量が多すぎるし、次から次へとやってくる可能性もある。この後黒潮に乗って九州・四国・本州の太平洋側に漂着する見込みがあり、南西諸島だけに問題ではない。コロナよりも終息がかもしれない。
シラス台地は、火山から噴き出した火山灰と軽石からなっている。軽石の使い道はたわし代りにするか、園芸用の土づくりで使うくらいで用途は少ない。積み上げておいても軽いので雨で流れて再び海へ流れる。撤去してもどこに捨てるかを考慮しなければならない。
メルカリではすでに「沖縄軽石」で出品されている。購入する人が多くなれば少しは減るだろうが。「軽石に水」だ。
マリンブルーの海が灰色になり、自然浄化が困難な物質だから厄介だが、海底火山の爆発という地球の自然現象で文句の言いようがない。何かの使い道を考える方がよかろう。しかし、まったく思いつかない。


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