MOTOYANの日々題
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2021年10月08日(金) 帽子が帰ってきた

散髪に行かなければならない頃に近づいているが、さして伸びるスピードが速いわけではないので若いころほどぜっぱ詰まっていない。整髪料も使わないので風にたなびいてセットが乱れることはしばしばで鏡に映る頭をみて驚くこともある。
こんな時に便利なのが帽子だ。ハットでもキャップでもかぶっていると風の影響は受けにくい。だから散髪後1か月経過で帽子を持ち歩くようになる。買い物や散歩時も芝生の上でも昔に野球をやっていた時と同じように着帽する。
マナーとして室内では脱帽することになっているのではずす。少年たちとの違いはこの点だ。ゴルフ場のレストランには脱帽したのをかけておくスタンドが用意されているので食事中はそこに掛け置く。食事後はそこから頭にのせて後半のラウンドに向かう。
街中や郊外にあるレストランには帽子を置くところがない。テーブルに着いたら脱いだ帽子の置き場に迷う。テーブルに置くわけにいかないので空いている椅子に置くことが多い。食事が終わり、食欲が満たされて立ち上がる。その時には帽子のことなど念頭にない。もちろん頭にもない。椅子の上にある。
帰宅後ならまだよいが、次の外出の時に帽子がないのに気づくこともある。先日は幸いにも帰宅後気づいて、心当たりを考えた。昼食で寄ったところに違いない。取りに行くには遠すぎるし、特に思い入れのある帽子でもないのであきらめてもよいのだが、お店の方も捨てにくいだろうから電話して確かめた。「保管してあります。気が付かずに申し訳ありません」ということで忘れたのは当方なので送り返してもらえるように「レターパックライト」を同封した郵便物を投函した。それから二日後、数年前にビンゴゲームでもらったキャップが届いた。脱帽しなければならない場所へは帽子は持ち込まないという教訓を得た。


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