MOTOYANの日々題
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2021年04月08日(木) 里山の温泉旅館

「透明度99.8%は日本一」との看板で宿泊や日帰りで訪れる人も多い温泉が薩摩川内市にあり、時々立寄り湯で利用している。
静寂な里山の田園風景の中に和風建築の小さなお城のような建物があり、ポツンと一軒家みたいな温泉旅館は以前から気になっていた。温泉地域といっても、こんなド田舎に泊まりに来る人は、お金と時間に余裕のある方々だろうと思っていた。
周囲にはいわゆる便利なものは全くなくて、蓮華草がきれいに咲いた田んぼや新緑の美しい山などの自然と静寂さあり、そこに弱アルカリ性の良質な温泉が出ているだけだ。癒しを求めてやってくる人たちが好む場所はこういうところだろうと想像する。
自宅から1時間程度で泊まる必要もないし、そこまで癒しを求める必要もないので宿泊の予約をしたことはないが、コロナ対策支援事業で県が行っている県内宿泊施設利用補助制度が当たれば、1泊して見たくなる宿泊施設の一つだ。
先日、近くを通りかかったので久しぶりに立寄り湯でお邪魔した。400円で大浴場をほぼ一人で利用できる気持ちよさは最高だった。浸かった瞬間に身体にまとわりつくぬるぬる感が美人の湯とたとえられる弱アルカリ性の証拠でリンスのようなお湯は数多い温泉の中でも貴重で温泉に浸かっているという実感がわく。
入浴後ロビーで出る汗を止めていると女将さんがお客さんがコロナについて話していた。この一年、売り上げは十分の一に減り、Go Toトラベルも中断され、県の宿泊補助も数時間で売り切れるほど少なくて経営が苦しい。銀行から資金を借りられたが、さっそく返済が必要でこのままコロナが続けば大変だ、との内容だった。
この旅館に限らず、ほとんどの事業所や個人が大きな影響を受けて大変です。一部のコロナ特需の企業からは多くの負担金を徴収して回すべきです。国や県の補助授業も税金だから負担は全国民に来るわけで喜んでもいられなのです。
近くを通るたびに温泉を使わせてもらいます。


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