MOTOYANの日々題
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2020年05月14日(木) 安全宣言が出るまでは

緊急事態宣言が39県で解除された。安全宣言という意味ではなく、社会経済活動を優先するための苦肉の策に近い。東京では本日も30人の発生がみられた。
最初の発生は、1月16日に武漢から帰国した人だった。ダイヤモンドプリンセス号で一気に有名になり、瞬く間に全国に広がった。都道府県単位で考えると岩手県以外は感染者が出ているが、毎日のように都道府県対抗のように患者数が発表され、記者会見での各知事の出番が多くなり、いつもは地味な役職がクローズアップされた。
国民体育大会のように地元も名誉のために競い合った感もある。
ウイルスが各都道府県を知っているはずはない。ロシアやスペイン、アメリカの発生数を見ると日本の数は少ない。これは、国民性の違いもあるけれど、47の小さなまとまりを一括してコントロールしたからだろうか。
そもそも地域によっては、緊急事態を宣言することも必要なかったかもしれない。毎日のようにウイルスと遭遇している人とまだ一度も見たことのない人がいるはずだ。後者はマスクをしなくても三密になっても感染はしない。
いよいよ、一括管理が解かれて、これからが大変になってくる。感染すると死に至る可能性があることを再認識して自分の健康は自分で守ることに徹しなければならないのは確かだ。


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