MOTOYANの日々題
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2003年05月19日(月) 鳥になる

体育館で全校朝礼があった。体育館に入ると1匹のツバメが迷い込んでいて出口がわからずに室内を飛び回っていた。生徒も気になるらしく講話などそっちのけで目で追っていた。

ツバメといえば初夏に南の国から数千キロを飛んでくる渡り鳥で夏の訪れを感じさせてくれる馴染み深い鳥である。飛ぶことはとても得意らしく休む事もしないで猛スピードで飛び回っていた。「小次郎をよんでこい!」と思ったが、NHKのドラマに出演中で忙しそうだからあきらめた。

冬には、ヒヨドリが迷い込む。さんざん飛び回って、疲れ果てて休んでいるとそこの窓が開いたりしていて外に出て行く。しかし、ヒヨドリは目が悪いのか、窓ガラスに突っ込んで首を折って死んでしまうことも多い。年間に10匹ほどの死骸を土に埋めてやる。ツバメも窓にぶつかりはしないかと心配していたが、全くその気配はなかった。

数千キロも離れたところから、毎年、同じ巣に帰ってくる能力を持ちながら、今しがた、入ってしまった場所を忘れてしまうなんてやはり「鳥」である。

最近、度忘れが多くなった。「お年頃」と言われればそうかもしれないが、特に最近のことが思い出せなくなっている。人の名前が著しく度忘れしてしまう。顔はしっかりと浮かんでいるのに苗字が思い出せない。しかし、昔の古い事はしっかりと覚えているのに情けないことだ。50前にして脳の衰えを感じるこのごろ、人生の午後を歩いていることを実感し、鳥に近づいている自分を自覚している。


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