MOTOYANの日々題
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対馬発福岡行きのANK機で機長が着陸時にコックピットのなかに乗務員を予備席に座らせて問題になっていた。規則で離着陸時にはコックピットには操縦士以外を入れてはならないと決まっているらしい。数年前のハイジャック事件から決まったようだ。
機長は,「着陸前に用務で入っていた乗務員をゆれが激しくなるから着席させた」と言っている。新聞の記事をよく読むとその乗務員は2日後に退職予定でおそらく機長の退職記念の気配りだったのではないだろうか?永年勤務して最後くらいはコックピットから着陸の様子を見せてやりたかったのだろう。温情が規則破りにつながったと思われる。会社にばれて処分が出されていたが,気の毒なことである。
ところでなぜそのことがおおやけになったかが,問題である。空の上の出来事で関係者の内部告発しか考えられない。よほど嫌われていた機長だったのか,いや温情のある機長だからそうでもあるまい。答えは,乗客の会社への1通の密告メールだった。
今,日曜の夜にキムタクが主演の「GOOD LUCK!」という番組が高視聴率をあげている。その番組のHPの掲示板をみるとすごい数の書き込みがあり,「飛行機オタク」の書き込みでは,ドラマのあの部分が実際とは違うという指摘がみられる。ドラマを見ているのか何を見ているのかよくわからない状態である。
たぶん,そのような人間がその便に乗り合わせていて鬼の首を取ったかのようにメールを入れたのだろう。おかげで機長は常務禁止,減俸処分になったわけで退職記念の着陸体験も苦い思い出になってしまった。
「ちくり」「密告」「内部告発」による事件の発覚がこのごろ多い。そのために悪事が明らかになったこともあるが,「温情」が「悪事」に変わってしまうケースが多い気がする。ルールー通りといえばそれまでだが,世知辛い世の中になることには違いない。さあ,あすからすべて規則通りに行動しようか。いや,そのためには知らない規則が多すぎる。携帯電話にはカメラがついているし,とかく世の中やりにくくなったものだ。
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