MOTOYANの日々題
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2002年11月13日(水) ボンズと松井

今年のプロ野球の最後を飾る日米野球が第4戦を迎えた。ここまで日本の3勝でこの試合でアメリカは敗れると負け越しが決まってしまう。小雪の舞う札幌でメジャーリーグが散ってしまうかと思われたが、世界の主砲バリー・ボンズの逆転満塁本塁打で辛くも勝った。

ボンズのバッティングは、ミートポイントが他の打者に比べてかなりキャッチャーよりで構えたときの左足付近にある。普通は右足より前でとらえるのであるが、ミートポイントが近いからバットにボールが乗っている時間が長い。だから、パワーがボールに伝わってあの広いので有名な札幌ドームの上段まで運べる。

一方、来季からメジャーでプレーする松井は「打たなければ」という力みからかボールがスタンドまで届かない。打った瞬間はホームランかと思われてもライトのイチローに捕られてしまっている。「力み」だけでなくミートポイントが前過ぎるからパワーが伝わっていないのではないだろうか。日本のピッチャーの速球は初速は145kmほど出るが終速はかなり落ちている。つまり松井のミートポイントでもボールに力がないので遠くへ飛ぶ。アメリカのピッチャーの場合は速度が落ちないのでボールに力がある。だからバットがボールに押されるから、打球が失速する。

今回も試合ボールはメジャー仕様を使っている。少し大きめで縫い目が高い。手の大きい投手には有利である。縫い目が高いから変化球はかなりきれる。日本のピッチャーが好投している理由もそこにある。カーブもフォークも日本以上に変化が大きい。コントロールのいい日本のピッチャーをあのメジャーリーガーオールスターズが打ちあぐねている。

しかし、ボンズだけは別格で上原の鋭く落ちる高速フォークにこそ、3三振を喫したがもうすでに4本のホームランを放っている。どの世界にも「神様」と呼べる人間がいるならば、まさにバリーボンズは「神様」の称号を与えてもいいと心から思っている。


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