MOTOYANの日々題
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萩の花が咲き始め、秋の準備が整った。萩といえば四国にいる頃、はじめて意識した花だ。それまでは、古文で出てくるけれど流して読んでいた。香川県大野原町にある四国別格二十霊場十六番「萩原寺」でみたときに「これが萩か」と認識した。別名「萩寺」とよばれ、白・紫・ピンクの萩が咲き乱れ、ひとつの花は地味だけど集まるとカスミソウより可憐な花である。
それから20年程たった今、デジカメで花を撮影するようになってから久しぶりに萩に興味が湧いてきた。今しか撮れない花だから天気のいい日に(雨の日には似合わない)追いかけてみよう。
昨日、テレビで「人は、いつから大人になったのだろう」という番組があった。子供と大人の境目をはっきりと認識している人はいない。子供の頃の素朴な疑問や質問をしなくなったのはいつからだろう。という内容だった。
私の場合、萩の花を萩として認識した日、桜の花の下で風情を感じるようになった日、日本の四季をしっかりと感じるようになった日がそのときのような気がする。
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