MOTOYANの日々題
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志學館の初代事務長の末原司氏が、逝去された。末原先生との出会いは、18年前、鹿児島に帰ってきて非常勤で8ヶ月間勤務した中学校の校長だった。父親のことをご存知でいろいろと便宜をはかってもらった。それから3年後、志學館が創設されたときに職員の初顔合わせで偶然にも顔を合わせた。公立中の校長を定年退職され、新設校の事務長として就任されたわけである。当初のスタッフ11人衆のメンバーだった。
私立学校の事務長として慣れない仕事を地道にこなされて、今の志學館の基礎を作った一人である。実直で筋の通らないことには首を縦に振らないために「ばんじょがね」というニックネームがついたほどだった。
7年の勤務を終えても、体育祭や文化祭には必ず顔を出されて、私たちを応援してくださった。年賀状や暑中見舞いも毎年いただき、会うたびににこやかなお顔を拝見していた。ところが、この夏前から入院されているという話があり、暑中見舞いも届かなかった。お見舞いに行こうと思っていた矢先の訃報で残念で仕方がない。明日の告別式では、最後のお顔を拝見してお別れをしたい。 先生のご冥福を心からお祈りしたい。合掌
ばんじょがね:大工さんが使う金属製の直角ものさし、さしがねのこと。曲がったことが嫌いで物事をきちっと処理する。融通が利かないという意味もある。
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