MOTOYANの日々題
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2001年09月08日(土) 明日は体育祭

 明日は体育祭、雨の心配も解消され何とか開催できそうだ。生徒の手で運営するようになって数年が経つ。毎年、実行委員長が選出されて1・2ヶ月の準備で本番までこぎつける。今年も雨で練習が十分にできなかったけれどそれなりに完成した。

 彼らは、体育祭の運営なんて初めてのことで頭の中で描くイメージと実際の現実とのギャップを感じながら試行錯誤しながら進める。終わった時点で「よくできた」という評価をもらい、また自ら感じて苦労が報われる。そして次の学年がひきついでいく。運営のノウハウや資料が受け継げられ、昨年以上のものをめざして企画がなされるのだが、一進一退で大きな成長はないようだ。

 その理由として引継ぎの会議が不十分なこと、1年前のことで忘れてしまっていることが多い、シュミレーションが不十分、経験のなさ、そして最も大きい理由は、生徒だけ(実行委員だけ)の力で成功したという錯覚があげられる。イベントを開催する際は、おもてに出ない部分で多くの人の協力や努力がある。見過ごされやすい部分だけに熟練しないとわからない部分だから仕方がないけれどその部分を冷静に見ることののできる参謀がいるか、いないかが実行委員会の力量だろう。

 体育祭は、学校行事だから学校全体で運営するものであるが、表に出る部分を生徒に任せることは不安が大きい。あえて生徒の自主性の養成を目的に行っているのだから目立たない部分でフォローしている。大成功の年は、アドバイスをプロである体育教師に求めてくる回数が多いときのようだ。聞かれないことをアドバイスするとおせっかいに感じ取るだろうし、お互いのイライラがつのる結果となる。

 さて、今年の体育祭は、いい思い出ができるものになるだろうか。


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