MOTOYANの日々題
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2001年08月25日(土) ゆずりあいの精神

 繁華街を歩くとき、こちらに向かって歩いてくる人と鉢合わせしそうな時にどちらが横によけるのか決まったルールはない。ルールーがなくても正面衝突することはめったにない。どちらかが自然のうちに横によっている。
 
 車が狭い道路で離合するときには、ゆずりあいの精神でどちらかがはしに止まって離合する。その後に手を上げたり、頭を下げたり、クラクションを鳴らしたりしてお礼をする。

 学校の廊下で先生と生徒がすれ違うときに横いっぱいに広がって歩いている生徒達は、先生の通り道を確保するようにさっと横によけて一礼する、なんていうのは今は昔の話である。ほとんどの場合、先生が横によける状態が見受けられる。先生の格が落ちたのか、生徒が無礼になったのかわからないが、この子達が大きくなったら気づくかもしれないが、情けないことである。

 昔は「先生」というのは子供にとっては「親父」「おまわりさん」と並んで怖くて威厳のある存在だったし、家庭でもそのように教育されていた。この3大恐怖者は絶対だった。しかし、タメ口で話す、挨拶しない、注意指導をきかない、暴力をふるうなど学校現場は、想像を絶する状態になっている。

 「今の生徒は、友人も先生も同じ、自分の要求を聞いてくれるかどうかですべてを判断する」「殴られるより自分の車を傷つけられた時の方がショックだった」と明かす全国の中学教師の声にあきらめにも似た声が漏れている。(南日本新聞)

 うちの学校ではそこまではないが、食堂に行く途中に中学の女子生徒が避けないので足の痛いのを我慢してサイドステップを何回もやりながらたどり着いた。授業を担当している先生とそうでない先生では生徒の対応が全く違うというのは当たり前のことだろうか?


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