MOTOYANの日々題
DiaryINDEXpastwill


2001年07月25日(水) 5位→3位→4位?

 世界水泳福岡大会の女子4×200mリレーで面白い?ことが起きた。
1位から順にオーストラリア・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本のゴールだった。
日本は日本新記録で5位と健闘した。

 しばらくして、順位の訂正があった。金・銀の2チームが失格で繰り上げられ日本は銅メダルとなった。1位のオーストラリアは優勝の喜びのあまり、他チームがゴールしていない時にリレーのメンバーがプールに飛び込んだという反則。アメリカは、1番目と2番目の引継ぎがうまく行われていないという反則。話はこれで終わらない。アメリカチームが、抗議して水中カメラの映像ではうまく引き継いでいるということで失格を取り消し。つぎは、その失格取り消しに対してイギリスと日本が抗議。結局、明日の午前9時に判定するとのことで落ち着いた。

 このハイテク時代にタッチしたかしなかったかの判定は当然センサーで行っているはずだ。審判が肉眼で判定したのか、センサーによって失格を出したのかわからないが、アメリカの抗議によって判定が覆されるなんて政治の世界と同じようだ。
京都議定書問題や沖縄暴行事件などと共通点があるようで明日の判定が楽しみだ。

 日本選手へのインタビューで「銅メダル、おめでとうございます」に「実際は5位だったからうれしくない」という答えがいかにも日本女子水泳陣らしかった。
オーストラリアの失格は、酷だ。ルールかもしれないがレースでは正々堂々の1位なのだ。ルール違反がはっきりしているので抗議はできなかったのかも。もし、アメリカだったら来年からルール改正になるのでは。

 野球では、「ランナーは、走塁中に同チームの選手に触れてはならない」というルールがあるが、ホームランで3塁を回ったときにサードベースコーチと握手をしたり、ホームイン前に自軍の選手にもみくちゃにされることは、ルール違反のはずなのに何も言われない。野球と水泳ではルールの解釈が違うものだ。


MOTOYAN |MAILHomePage