待望の二巻がでました。 掲載誌がボーイズ誌のせいかサービスショット(笑)の多い 営業努力のみられる展開です。(それでも寸止めなのは照れか良識か?) 脇役の描写が秀逸! ヤの字のおじさんも、社長の奥さんも、お嬢なお母さんも、猿並さんも みんなおもしろい〜。このまま、こういう描写を重ねていったら、 すごいことになるんじゃないかという気がします。 昔の質のいいテレビドラマみたいな密度があるんだなあ。 でも、メインは主役二人(男)のラブストーリー。 いつになったらふたりとも幸せになれるのか? ずーっと「あともうちょっと」のままなのかな? 五年後の短編でもそのままなのは、パラレルワールドか?。 あとがき漫画の、作者とお父様の登山を主役二人の絵で描くというのは なんだか微妙なズレがあって、楽しい。 いつもより本の手触りは薄いんですが、中味はたくさんの一冊でした。
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