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漫画関連ファイル


2003年11月05日(水)
『七つの黄金郷』続編(?)

昨日、ネットをうろうろしていて、たまたまHITしたページに
『七つの黄金郷』の続編のネームが30ページ分、
今年出た文庫の巻末に載っている、ということが書いてあった。
それで本屋に行って文庫を探して買ってしまうのが
大昔のマニアの悲しい性だったりする。

☆中公文庫(Cや1 20)『七つの黄金郷』第六巻

・・・おもしろかったよ。意外と読みでがあった。
内容については、これは読みたい人が自分で確かめるべきものだから書かない。
『七つの黄金郷』は言うまでもなく、山本鈴美香の未完の大作だ。
第三部のものすごくいい場面で終わっている。
今回読んだネームは第四部の冒頭部分で、話がどういう方向へ進むか
大体の方向がわかる。おもしろい、だけれど微妙かなあ。
山本鈴美香の作品の人間関係にはひとつのパターンがある。
年上の男(コーチ)と少し年上の男(藤堂さん)と少女(ひろみ)の三角関係。
エルドでは、これにもう一人加わっているけれど兄なので分が悪い。
少女まんが的な枠の中で描くことがるのか?
そして現実感覚を失わずに描くことができるのか?
ネームはぎりぎりのところで許容範囲だったので、
実は少しうれしかった・・・

第三部が書かれたのが1977年。ネームが書かれたのが1993年。
今年は2003年。四半世紀たったのに、果たして完成するかどうか未だにわからない。
少女漫画描きもその読者も気が長い(笑)