うっかりして放送を見逃してしまったのですが、TさんとYさんのおかげで ビデオを見ることができました。どうもありがとう!おもしろかったです。 ファンサイトその他で、「漫画夜話には珍しくみんなが誉めていた」 と聞いていたのですが本当にそうでした。でも、ファンが楽しく語り合ってるようで 「そうそう」と頷きながら、おもしろく見ることができました。 岡田さんの「低血圧マンガ」と「諦念」というのがおもしろかったなあ。熱血しないんだ。 律はハムテルと同じか〜。じゃあ青嵐は教授で、司は菱沼さんか。チョビとミケは尾白と尾黒か(ちがう) センダックのイラストとの類似が指摘されていて、夢枕さんが洋書に目を通しているなんてすごいと思った たらなんたら言っていたけれど、あの絵本はことあるごとにnonnoとかMOREの絵本特集に 載っていたから私たちの世代にとっては珍しくはないのだ。 尾白尾黒は『文鳥様と私』の文鳥ライフが下敷きになっているでしょう。 半纏を着ているのは某女子大の習慣だとか、部外者の私でさえいろいろ思うのだから 身近な方々は突っ込みどころ満載でしょう。(笑) さて、以前も書いたことだけれど北陸から見た『百鬼』についてひとこと。 富山県の古い町の家並みや家の中の暗がりが今さんの作品の中にはあるように思う。 湾に面した海岸とすぐそばに迫っている山の間の町。 海岸の岩場には祠がありしめ縄がはってある。 お年寄りが身近にたくさんいて、叔母さんや伯父さんがいて、 近所の人がやってきて茶のみ話に花が咲く。 毎日くり返される世間話の中で、出来上がっていく地域社会の世界観は 核家族化でだんだんなくなってきている。今さんの作品の中にはそれがある。 水木さんの作品に通じるのはそういうものだと思う。 同じ富山出身の藤子不二雄さんたちの世界とも近いものがあると思う。 金沢の漫画家さんたちにも通じる感覚だけれども。 そういうものが評価されるようになったのはいいことなのかな?
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