坂田さんのHPは、軽妙洒脱で多岐にわたり、更新も早い。 思いつきで遊びに行って、いつでもお茶を出してもらえるような場所だけれど 時々、そこまで書いていいんですか?というような話が載っていたりする。
オディロン・ルドン/サカタBOX http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/fun/art/rudon/rudon1.htm
この中で坂田さんはプロの漫画家さんはめったに口にしないことを書いているけれど デビュー作を花とゆめで読んだときに、中学生だった私もそういうふうに思ったものだった。 しかし、ずーっと読んでいくにしたがって、そうではないということがわかってきた。 それはどういうことか、ということのついて、上の文章には書かれている。 どんなに正確で人間技ではないようなデッサンの絵でも表現できないものがある。 目に見えるものよりも、もっと広い世界がある。
絵とセリフとキャプションとコマ割りで、漫画の世界は作りだされる。 どの要素も技術的に優れているのに越したことはないけれど、 一番大事なのは、それら全部を使って、作者が何を描きたいか、ということなのだろう。
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