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漫画関連ファイル


2001年05月14日(月)
『金魚古書店出納帳』by芳崎せいむ

「アワーズガール」は今市子さんと藤原薫さん目当てて買っていますが
その他の作品もいろんなジャンルやタイプのものがあって、おもしろいです。
私は少女まんが以外の雑誌はあまり買わないのだけれど
違う傾向の漫画家さんを知るいい機会になりそうです。

中でも、ちょっと気になっているのが、芳崎せいむさんの『金魚古書店出納帳』。
ネット上でもいろいろなところで話題に上っていますが
ひとことでいうと、漫画の古本についてのウンチク漫画。
毎回、古書店を舞台に、古本をめぐるドラマが展開します。
その古本についての知識もかなり確かです。
前号は水木しげるさんの本についてでしたが、
今発売している3号では、リリカとトーマの心臓でした。

「『トーマの心臓』のラストシーンでエーリクがユーリに渡した本のタイトルは何?」

と、漫画おたくな女の子が言う。

「私、自分と共通言語を持っている人としか話したくないの。」

・・・・共通言語。そうですよね。確かに、『トーマの心臓』はある種の人たちにとって共通言語かも。

今月号には漫画のラストに1ページコラムがついていて、
『トーマ』や『火の鳥』、今村洋子さんやリリカについての、基礎知識が書いてあります。
こういう試みは今まで無かったから、ちょっと楽しみかも。

《あなたはSOKEと共通言語を持っているか?》
次のセリフの出典は何でしょう。
1・「さあ、ミルクを飲んで」「心がなごむよ」
2・「私の故郷は外国(とつくに)潮路の果て」
3・「カンパリソーダにジンをたらして」
4・「この男と一緒に死ぬことがこんなに幸福です・・・・!」
5・「お待たせしました。リボンの騎士です」
6・「ぼくは自転車を愛する男だ」
7・「恋は成就している」「そうだろ?」
(・・・以下次号)