午後11時からの放送を見終わって、一時間もしないうちに 漫画の『陰陽師』のファンサイトの掲示板に、感想が上がっていた。 だいたい同じような印象をみなさん書いていらしたので、笑ってしまった。 みんな、呪文を唱えながら見たのだって。 「11人いる!11人いる!11人いる!・・・・・」 気持ちはわかるけど、そこまでひどくはなかったので一安心?
最初は、岡野版晴明と稲垣吾郎の違いを探す方向で見てしまったけど、 番組のタイトルクレジットに岡野玲子さんの名前が出ないのを見て、 「ああ、これは別物なんだ」と思うにいたりました。 夢枕獏さんの原作から作ったドラマ。 そう思うと、かなり上手にまとめていたんじゃないかしら。
稲垣晴明は、現実離れした感じがよく出ていた。 ただ、冷たい美貌とか、超越した感じというのは違うかな。 博雅は、けっこうイメージどおり。そうそう、こんな感じよね! という濃ゆい顔。とっても不器用で、「よい漢(おとこ)」なのに 神に愛されている楽才を持っているというところを出してくれるといいなあ。
照明や演出は、テレビドラマの撮影にしては、 クリアすぎて興ざめすることのないように かなり、気をつかっていたように思う。
今後どう展開していくのか楽しみに見てみようと思う。
「カンダタ様を愛しているのです」というセリフには違和感があるなあ。 「愛しています」って、ちょっと現代的なセリフに聞こえるから。 あと、「おんみょうじ」と「げんじょう」のアクセントってあれでいいのかな。 私の思ってるのと違っていたわ。
ドラマDモード「陰陽師」 http://www.nhk.or.jp/dmode/story.html
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