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漫画関連ファイル


2000年11月01日(水)
牧美也子・水野英子・わたなべまさこ展の通販

弥生美術館で開かれている、牧美也子・水野英子・わたなべまさこ展の
カタログや絵葉書を電話で申し込んでおいたのが今日届きました。
一番欲しかった、水野英子さんの同人誌を手にして感無量です。
少女まんがの初期の初期、私はまだ小さくて、リアルタイムでこの方々の
活躍を見てはいないけれど、姉やいとこの本を読んで、
片鱗だけはかじっていました。
カタログの作品リストを見ると、その膨大な量に驚かされます。
でも、最初の頃の作品は、きちんと保存されたり、再録されたりせずに
そのままになっています。ああ、もったいない。
今のうちに、きちんと収集保存しないと、本当に埋もれてしまうのではと
私でさえ心配になってしまう。このお三方の作品だけでなく、
少女まんが全体についてですけれど・・・

さて、水野さんの同人誌は2冊。『すてきなコーラ』と『ローヌ・ジュエレの庭』
『すてきなコーラ』はその作品が好きで、同人誌を出すことを提案した
和田慎二さんと、編集者の渡辺さん(中山星香さんの作品に出てくるW氏でしょうか)の
尽力で出版された本だそうです。原稿探し、修正、編集、出版、、、
採算度外視の愛情でできているような本。
限定1000部でナンバリングしてあるのですが私の本は300番台でした。
この本はちょっと貴重かも。もし水野さんの作品がお好きなら
是非入手されることをおすすめします。
弥生美術館に電話をするとすぐに話が通じて、てきぱきと手続きをしてもらえます。
代金と送料を現金書留で郵送して一週間もたたないうちに丁寧な梱包で届きました。

じつは、水野さんの作品はそんなにたくさん読んでいなくて、
名作の呼び声が高い『ファイヤー!』も未読であるというていたらく。
ファイヤー以後の絵柄より、初期のマーガレットの頃の絵の方が好きなんです。

和田慎二さんの初期の作品の切抜きをいまだに取ってあるのですが、
どうして捨てがたかったのか、やっとわかりました。
『すてきなコーラ』のあとがきによると、彼は水野さんの絵を何回も何回もトレスしたという。
和田さんの絵が、水野さんの絵から育っただなんて、全然気がつかないまま
私は、そういうのがとっても好きだったんだ〜と納得しました。

弥生美術館概要
http://www.dnp.co.jp/museum/yayoi/yayoi.html