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2000年02月12日(土)
第2期 ポーシリーズ

1975年----------------------------------------

(ポーの一族)

エヴァンズの遺書      
ペニーレイン        
リデル・森の中       
ランプトンは語る      
ピカデリー7時       
はるかな国の花や小鳥    
ホームズの帽子 
一週間  

(ポー以外の作品)

この娘うります!
温室
アロイス
11人いる!
赤ッ毛のいとこ
ヴィオリータ

1976年----------------------------------------

(ポーの一族)

エディス 

(ポー以外の作品)

アメリカン・パイ
花と光の中
湖畔にて
東の地平・西の永遠

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「トーマの心臓」の翌年、1975年、ポーシリーズは再開される。
「ポーの一族」の単行本が売れたせいかしら?そのへんの事情は私にはわからない。
最初の3部作にくらべて、新しい展開は見られない。
しかし、エヴァンズからエディスへ向かって、このシリーズを終わらせるための
シナリオは最初に作られているように思える。
”エヴァンズの遺書”が”グレンスミスの日記”のような役割を果たし、
単発のエピソードをつないでいる。

最初のような驚きはなかったけれど、ひとつひとつのエピソードがかなり好きだ。
「ペニーレイン」の雨の館の静けさと、エドガーの孤独を、
ラストシーンのほのかな明るさをとても気に入ってる。
「ランプトン」の2色カラーページのエドガーの絵が好きだ。
「ランボーとヴェルレーヌのように」のエドナンのような、
アランがかわいい「一週間」。

しかし「エディス」で、このシリーズはもう役目を終えているのだと思った。