1975年----------------------------------------
(ポーの一族)
エヴァンズの遺書 ペニーレイン リデル・森の中 ランプトンは語る ピカデリー7時 はるかな国の花や小鳥 ホームズの帽子 一週間
(ポー以外の作品)
この娘うります! 温室 アロイス 11人いる! 赤ッ毛のいとこ ヴィオリータ
1976年----------------------------------------
(ポーの一族)
エディス
(ポー以外の作品)
アメリカン・パイ 花と光の中 湖畔にて 東の地平・西の永遠
----------------------------------------------- 「トーマの心臓」の翌年、1975年、ポーシリーズは再開される。 「ポーの一族」の単行本が売れたせいかしら?そのへんの事情は私にはわからない。 最初の3部作にくらべて、新しい展開は見られない。 しかし、エヴァンズからエディスへ向かって、このシリーズを終わらせるための シナリオは最初に作られているように思える。 ”エヴァンズの遺書”が”グレンスミスの日記”のような役割を果たし、 単発のエピソードをつないでいる。
最初のような驚きはなかったけれど、ひとつひとつのエピソードがかなり好きだ。 「ペニーレイン」の雨の館の静けさと、エドガーの孤独を、 ラストシーンのほのかな明るさをとても気に入ってる。 「ランプトン」の2色カラーページのエドガーの絵が好きだ。 「ランボーとヴェルレーヌのように」のエドナンのような、 アランがかわいい「一週間」。
しかし「エディス」で、このシリーズはもう役目を終えているのだと思った。
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