弱Sonファイブ
ゴディバ! 社長の女に チョコもらったので、 そのお返ししようと 思ったんだけど、 何を返していいかわからない。 しょうがないので ザギンのキャバねーちゃんに アドバイスを請う。 ゴディバ! ねーちゃんは 一言のたまわれた。 それから加護さん、 念仏のように ゴディバ、ゴディバと唱え、 山手線に乗って ゴディバ、ゴディバと唱え、 有楽町に降りてからも ゴディバ、ゴディバと唱え、 ゴデイバのショップに行き、 係のおねえさんに 「どんなのをお探しですか?」 と聞かれて、 ゴディバ! と即答してしまった。 おねえさん、 神妙な顔しながら 「うちはどの商品も 自信を持っておすすめできる ゴディバの商品ですよ」 と言いました。 ... 斬れ! おいらを斬ってくれ! 田舎者と罵ってくれ! たのむ、 上流扱いしないでくれ! と魂が叫びましたが、 口が避けても言えない。 やっとのことで 「一番高いやつください」 と言い、 溜飲を下げた次第だ。 社長の家に行くと 色とりどりの食卓に 入荷したてのワインが ならんでいた。 さあ、 ランチキ騒ぎの始まりだ。 肥後牛を しゃぶしゃぶするときに、 どんな姿勢でしゃぶしゃぶしたら 一番セクシーかを実演したり、 超一流のワインを 理科の実験みたいに まぜまぜして 新型ワインを作って、 いかにまずいかを みんなで述べあったり、 ゴディバを天井に放り投げて 誰が食えるかを競ったりしてた。 そんで 加護さん上機嫌になって、 ついうっかり 最近、 目下の恋人ができたんだよねー みたいな話をしたのが 運のつきで、 社長と女が うちに連れて来い、連れて来い 今すぐ連れて来い 電話かけろ、 話をさせろってうるさい。 流歌ねーちゃんおこるだろなー って思いながらも 楽しいからいいやと思い電話。 「もしもしー!」 「...うん?」 流歌ねーちゃん 思いっきり寝てたみたいで、 すっげえ声が素だった。 にもかかわらず 外野が煽るので、 加護さんも強気になり、 「おい、俺様のことを好きだって 10回言ってみろ!」 とか言っちゃったりしたのだが、 「あたしにこんなこと言わせたのは あんたが初めてだよ」 ってサラッと言われて、 今は酔っ払って 日記書いてるから 別にいいんだけど、 この酔いが冷めたときの 報復活動がこわい。 だから今度会ったとき 先手を取って さっさと殺してしまおうと 思っている。 さらば流歌ねーちゃん。 |