MUSIC春秋
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 2006年04月06日(木)
善良系

伊奈波通り13時。

清水川23時。


私の場合、
かつてはライブと言えばロックだったので
ライブのMCと言ったら
「イエーイ!行くぜー!」とか
「NAGOYA〜!ICHIBA〜N!」とか
叫んだり騒いだり台詞みたいだったり
それが当たり前だったんですが
近年はロックでないライブが多くなって
MCも素顔のままのような自然体の雑談のような
ものが珍しくなくなりなした。

そんな中でも栗Qのバンマス栗原氏のMCは
ゆるゆるを通り越してぐだぐだな感じ。
ぐだぐだだけどにこにこな感じ。
それでいて演奏になると
難しいリズムがかっこよくビシっと決まったりして
そのギャップに大人のバランス、大人の余裕を
感じて尊敬の念を抱いてしまう。
ぐだぐだに聞こえるMCも実はどこかにキラリと
知性が光っていたりするし。

「ぐだぐだ」とか「にこにこ」とか、
自分の文章の稚拙さには失望するばかりなので
アルバム「栗コーダーカルテットアンソロジー」の
ライナーノーツから、アニメーション作家野村辰寿氏の
見事な表現を引用させていただきます。
『ライブに一度でも行ったことのある人なら、
 その善良な人柄が自問自答で炸裂するMCに思わず
 感銘を受けたことと思います。』
ああ、まさにその通り。

名古屋では満員御礼の栗Qですが
東京などでは席にかなりの余裕があるとか。
もったいない話です。

購入したのは
公式ブートレッグ。
メンバー全員に
サインを頂きました。
それぞれの個性が表れています。



栗コーダーカルテット 春のツアー2006 in 名古屋 得三



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