「にこにこばかりもしてられない。」
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2010年01月03日(日) いきなり弔問

実家に着いたとたん、幼馴染くんがお線香をあげに現れる。
掃除まだやねんあとで来て、といいたいところを
ま、あんたならかめへんわ、と上がってもらったら
幼馴染くんのおかんもやってきた。しまった。

自宅でコロリと旅立った母の最後を根掘り葉掘り聞こうとなさる。
彼女はご近所有数のスピーカー夫人なので、ここでぬかってはならじと、
おにいちゃんがとてもがんばってくれたのよ
最後にありがとうって言って眠るように亡くなったのよ、と
いいことだけをやわらかーくお伝えしておかえり願う。

幼馴染くんはたまたま久しぶりに里帰りしてきたら
荷物置くなりちょっと行って様子見てこいと露払いをさせられたらしい。
・・・・あんたとこのおかあさんも、あいかわらずやねぇ。
「そやからオレ、学校から帰ったらうち帰らんとここ来てたやないか。」
そやったなぁ。ランドセルしょってたなぁ。あんた。

お茶も出さずにお帰ししてしまった。

弔問、て、迎える側の準備がいるものなのだと、これでわかった。
これも準備リストに入れておかねば。
お悔やみ関係の引き出し、お参りされる側としてはからっぽに近い。

それにしてもほんとうに大阪の友だちには助けられた。
生命保険会社に勤める後輩からは
「死亡届を提出する前に銀行預金を全部引き出せ」とメールが来たり
市役所勤めの先輩からは
「年金手帳がなくても滅失届でOKだ。」と細かい手続きの指導メールが来たり
よってたかって支えてくれたおかげでがんばれた。
おっさんは こころやさしい。


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こころやさしいおっさんばかりではない。
3日に帰りたいと言ったら
なにもすることがないのになんで帰るんだと言われた。

ただわたしは
うちにかえりたいの。
おかあちゃんのそばにいてなきたいの。

どうして わかってもらえないのか 
言葉を失う


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