「にこにこばかりもしてられない。」
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2003年03月01日(土) からだでおはなし

講座を聞きに行く。
講師は「大阪 からだとこころの出会いの会」主催の松井洋子先生。
この方すごい先生。
ゲシュタルトセラピーやボディーワーカーとして、主に子供の心のケアを得意とされてる方。

去年、この講座に、エアロの師匠がどうしてもこの人!と惚れこんで呼んだのが好評で、
今年も町の公民館にご登壇。
私は町外なんだけど、本を読んで、わーこの人ホンモノやわーって、思ったので、
師匠に頼み込んで受講させてもらえることに。

講座のタイトルは、著書にもある「からだでおはなし」。
子育ては結局自分育てで、そこの根っこはからだでお話するところからなんだよ、という、講座。

一部は体育館でいろんなあそび。
思いのほか、障害を持った子供がたくさん来ている。
来場した子供の半分くらいが車椅子の子供。
お母さんと話してみたら、うちの子と同級生くんが多い。

まずは先生、
「みんなで輪になりましょう〜!」
手をつなぐ。大人も子供も手をつなぐ。
手をつなげない子は服を持ったり、車椅子を押したりして大きな輪になる。
「みんなでてーをつーなごーほーらほーらおおおきなおなべができまーしたー♪」
と歌いながら輪を大きくしたり小さくしたり。
「声を出そう!」と、
手をつないだまま輪の中心に走っていきながら、
「こんにちわー!」
うまく言葉の出ない子供が「あー!」
先生が、「あー」でいきましょう。大きく「あー!」
ちいさく「あー」高い声で「あー!」低い声で「あー!」

声を出して、手をつないで、それだけなのに楽しい。

今度は、仰向けに一人が寝る。
もうひとりが寝てる人の片腕を手首をつかんで持ちあげて振る。握手するみたいに。
完全に腕から力が抜けたら、その腕を胸の前から反対側にひっぱっていって、
「えい」ってちょっと力をこめてひっぱると、ごろんと、体がうつぶせにひっくりかえる。

ウソみたいにいとも簡単にゴロン。

今度はうつ伏せから、仰向けにごろん。

足も同じように力が抜けたらひざに手を添えながら少しひねってやる。
ゴロン。
返す時は反対側の足を持ってひざを90度に曲げてから、ゴロン。

人間の体って、転がるのねぇ!こんなに簡単に。

子供にやってみる。ゴロンゴロン。
気持ちよさそうなので、子供に転がしてもらう。
だらーと体の力を抜く。
腕をそーっと持ち上げてもらって、引っ張ってもらって、きゅ、と力を入れられただけで、ゴロン。

うわ、これ、きもちいい。
ちょっと誰かにやってあげたい!

この先生の本の中に「子供は体液の詰まった皮袋」という表現が出てくるのだけれど、実感。
ヒトのからだはこんなに柔らかく揺れるものなのね。

これができたら次はもっと簡単。
ふたり組になってばんざいする格好で仰向けに寝たら、手を伸ばしてお互いの手をつなぐ。
手をつないだままゴロンゴロンと転がる。
少し、つないだ手を上に上げるだけで自然に転がってく。

「では、疲れてるヒト、こっちきてー。」
床に大人が10人ほど同じ頭の向きでうつ伏せで寝る。
その上を子供が転がる。
自分では起きられない子も、介助してもらって人間じゅうたんの上を転がる。
子供の感想は「楽しい!!」
大人の感想は「すっごく気持ちいい!」

次は大なわとびが出てきた。
飛ぶのかと思ったら、くぐるだけ。
はじめは一人でだったり親子でだったり。
だんだん増えて10人組。
最後は全員で。

なわに飛び込んでいくのが実はなわとびはコワイ。
飛ぶのよりもコワイ。
コワイから手をつなぐ。
みんなで手をつないで声かけて、わー!っと飛び込んでくぐる。
一度くぐれると楽しくなってくる。

実技はここまでで、
ここで、うちの3人兄妹託児ルームへ。

移動してたら松井先生に、「あら、3人産んだの?」と声をかけられる。
「はい。」
「頑張ってるわねー。エライ。とっても素敵よ。」
3人きょうだいは珍しくないけど、
小さなことでも見つけてほめてくれるんだなぁ。嬉しいなぁ。



お話は子育ての話、なんだけど、
子育てだけじゃなくて大人のココロにも充分通じるお話。

今日は障害のある子供が多かったけれども、子供の心のありようは、どの子も一緒。
どの子も、認められてほめられたい。理解されたい。受け容れられたい。
それがなければ心が病んでしまう。
身心一如といって、こころとからだは一緒なので、
からだをそだてることがこころを育てることにもつながる。

人間には欲求がたくさんあります。と、大きな三角形を書いて、
底辺から基本の欲求を書き始めた。

まずは、「命を守りたい。」
これは、命を失わないためにおなかいっぱい食べたい、のどが渇いたら飲み物が飲みたい、そういうことです。

おなかがいっぱいになったら、次は「安全」。
ケガをすれば手当てをしてもらいたい、寒いときは暖かいところにいたい。
身の安全を確保したい。

おなかもいっぱい、安全も約束してもらえた、次は、「所属の欲求」。
これは「居場所」という言葉に置き換えられます。
自分がいてもいい場所の確保。

居場所がないと、次の「自己評価の欲求」は満たされません。
安心して、自分がいてもいい場所、自分の居場所がないと、やる気は生まれません。
やる気がないのは、居場所がないから。
大人は子供の居場所をきちんと作ることが大切。
邪魔者扱いして子供の居場所を奪わないこと。
やる気が出てはじめて、自分を認めて欲しい、という欲求が生まれます。

自分を認めてもらえる。
少しずつ、次につながる。
認めるには変化に気づくまなざしを持つことが大切。
変化に気づいてそこを認めることで次のやる気が生まれる。
それが成長につながり、「自己実現」につながるんです。

自己実現まで行けば上等。その上の「自己超越」なんてのは、あるなーとおもってたらいい。わははは。





ほえー。
まんま私につながるわこれ。
ヒトって面白い。

見つめるまなざしかー。










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