その13(退院前日まで)

手術直後から見ると、余り変化のない入院生活後半
退院前日まで二日分行きます。

術後6日目は雨降り 桜は散ってしまうかしら?

母に「顔が丸くなってきた」といわれ、ちょっとショック(笑)
要するに食っちゃ寝食っちゃ寝なので太っただけ。
「体重測定」なるものがあって(ぎくっ!!)久しぶりに体重計に乗ったら
ちゃんと入院時より増えてました。人間の身体って正直なものねー(笑)

毎日「今日担当の○○です」と看護士さんが挨拶に来てくれるのですが
その、担当の人にこっそり聞いてみました。
「…予定は早くなったりしませんか?」
「しません(笑)」
そうかー、しないのかー。残念。

そういえば腫瘍を取ってから 頭痛がありません。
やっぱり腫瘍が頭痛の一因だったみたいです。
だとしたら これからは少し回数は減るかしら?
だったらいいな
神経を切られてしまって 後遺症も残るのだから
少し良くなったところもないと、ね。

術後7日目、回復は順調(と、自分では思っている)

今日は半分抜糸予定(二日に分けて抜糸するんですって)
「半分」って…何がどう半分なの?
診察前、看護士さんに質問してみました。
「半分ってどう半分抜糸するんですか?」
「一つおきに抜くのよ」
ああ、一つおきなんだ!上下半分かと思った(笑)

今日は初めて診察の椅子に座り、先生の顔を見ました。
で、早速質問。
私 「すみません、今までずっとベッドだったので伺えなかったのですが
  手術は一体どういう手術だったのでしょうか
  お話を聞くチャンスがなかったのですが」

医師「ええと。何が訊きたいですか?」
何が、って…(苦笑)
私 「術後朦朧としたまま「癒着していた」と聞いただけで
  耳下腺がどうなっているのか何針縫ったのか
  顔の麻痺がどうなるのか腫瘍は良性か悪性か
  何も解らないのですが」

医師「ご家族と一緒に聞きたいですか、ご本人だけなら
  いつでもお話できますが」

私 「悪性腫瘍でした、という話なら家族と聞きますが」
医師「検査結果はまだ出てません」
私 「それ以外なら私一人で結構です」
医師「でしたら今でもお話できます」
私 「お願いします、耳下腺腫瘍って耳下腺のどこにできるんですか、
  そもそも耳下腺ってどうなってるんでしょうか。
  管みたいなものですか?」

医師「いえ、そうじゃなくて…ええと…」
何か図説しようとしているらしく、机を開けたり閉めたり
紙を一枚取り出して何か書こうとして…
医師「ちょっと時間かかりますね」
私 「それなら後で結構です」

結局何も訊けないまま抜糸だけしてもらって終わりでした。
ぱちん、ぱちんと爪切りみたいな音がして、でも糸を抜いている感覚はなし。
尤も、傷のところはほとんど神経が切れている(らしい)ので
痛みも何もないんですけどね。
頸のあたり、最後の二箇所あたりだけちくりと痛かったのは
ちゃんと神経の通っている所、ということでしょう。
今日は「抜糸」と言いつつ切っただけかしら?
もしかしたら糸を抜くのは明日なのかしら?
良く解らないわ???

さて、無事予定通り退院できるでしょうか?
2004年04月24日(土)

花のもとにて / しっぽ

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