| その1(そもそもの始まり) |
今回は「どこかが痛かった」とか「苦しかった」とか 「倒れた」とかで始まったことではありませんでした。
もう5年ほども前になりますが 一度、あごが痛くて口が開けられなくなった事があり あちこち触ってみたところ、右耳の下にぐりぐりが出来ていたので てっきり脂肪の塊だと思って外科を受診しました。 切って貰えばそれで終わると思っていたのです。
ところが 外科では「脂肪じゃない」と言います。 医者がそういうのだから、そうですか、と引き下がるしかないですよね。 ただ、痛くて口が開けられないですし、食事も取れない。 ともかく抗生物質を出します、と薬を貰い 薬を貰ったら、あっさり痛みが引いたので それっきり何年もきれいさっぱり忘れ去っていたのでした。
それから数年。 ふと 気づくと 「もしかして…少し大きくなってないかなぁ?」
なんだかぐりぐりが大きくなってる気がする。 痛くも痒くもないんだけど、ちょっと気になる。
それで 昨年末、健康診断を受けた折、医者に話をしてみました。 すると医者は、内科の先生だったのですが 「これは…取ったほうがいいんじゃないかしら?」 取る、んですか? 「うん。今は動くようだけど、癒着したりすると面倒だし 早いうちに取ったほうがいいんじゃないかしらね?」 そうですか。取りますか。
取るなら外科へ、と、外科を受診したところ、外科医曰く 「腫瘍を取ること自体は簡単です。でも場所がねぇ」 耳下腺、というのは顔面神経にとても近いんです。 怖くて取れないから、耳鼻科に行って下さい。 はぁ。そーですか。
なんか、盥まわしになってる気分なんですが。
でもまぁ怖いから嫌だという外科に無理やり手術してもらって 顔面神経ぶった切られても困りますので、耳鼻科を受診しました。 ごく近所の、名医と評判の医者。 「耳下腺腫瘍だと思うね。多分良性でしょう。」 ただし、「ウチではその手術はしません。」 紹介して戴いたのが、やはり我が家にほど近い日赤。 通うにも入院するにも好都合でした。
つまり 初めから「耳下腺腫瘍で外科手術」という路線は決っていて、 そのための検査としてMRIだのCTだのレントゲンだの 血液検査だのという各種検査を一通り受け、 春休みを待っての入院、と相成ったわけです。
検査などの話はまた明日に。

手術前の腫瘍。見たところそんな大きくない。
|
|
2004年04月12日(月)
|
|