| 年の瀬ですねぇ |
テレビをつけても特番ばっかりでつまらないなぁ。 もともとテレビ見る習慣がないから、いつもと同じか(苦笑)
今頃年賀状書いてます。 今年は最後に来て思いっきりアジアの某国に惹かれたおかげで 迷わず馬頭琴の絵柄になってしまった。 ま、だーれもわからないと思うんだけどね(笑) だって、もともと楽器自体が知られてない上に 彫ったのがヘッドの部分、つまり「馬頭」だけだから よりいっそう何がなんだかわからない年賀状に仕上がっている、と(笑)
しかし年賀状もかれこれ○○年、版画を彫り続けている。 不幸があった年も、菊の花の版画を彫って欠礼の葉書を出したっけ。 子供達も幼稚園から彫らせているので年賀状は版画で作るモノだと思っているらしい。 幼稚園くらいの子が彫る絵柄は、 何ものにも囚われない自由な発想の自由な絵だから、すごく面白いものが出来る。 年を経る毎に所謂「常識的」な絵になってしまって どんどん面白味に欠けるのがちょっと残念だなぁと、毎年思う。
年賀状だから、「おめでたい」のを、とか「干支に関したモノ」とか 大人が考えるのは大体その辺に落ち着いてしまう。 毎年必ず(干支にかかわらず)猫だった友人の賀状も 結婚した途端に普通の絵柄に変わってしまったし(笑) ま、それは夫婦仲がよい証拠だから、たいそう目出度いことなんだけどね。
幼稚園の子は大人の常識なんかに囚われない。 ある年の息子のは「ヘリコプター」だった。 多分初めて彫刻刀を持たせた、3才の時のだと思うんだけど。 (いや、4才になったばかりだったかな?) ヘリコプターったって、「そう思ってみれば見えないこともない」という これ以上単純化するのは不可能ってなくらいの線で表した見事なヘリコプターだった。 仕方ないので、端の方に「ヘリコプター ○○作」って書き添えたっけ(笑)
このくらいの年の子は 本当につきっきりでないと刃物は持たせられないし、怪我もするけど でも面白がって使う時って、怪我しても泣かないよね。 はらはらしながら付きっきりでやらせて、それでも何かの弾みに ちょっと彫刻刀が滑って指先を切ったりするけど 血が出ようが多少痛かろうが、傷バン貼ってやればそれで終わり。 針を持たせたときもそうだった。
新学期に「ぞうきん2枚」って、大体お約束でしょ? それを子供の前で手縫いしてると、「僕も!」とか言うわけだ(笑)
で、白い布に白い糸じゃわかりにくいから、真っ赤な糸なんか出してやって (男の子でも赤い糸で結構喜んだりするんだな、これが) 針に通す所から始まって、まず糸の端に玉を作るので一苦労。 その上「今針を出した、その隣にさす」というのがわからなくて また裏から入れたがるから、結果、スミから5cmも離れた所をまつり縫いしたりする。 もちろん間隔は1cmから7cmくらいのランダム(笑) 針を引っぱりすぎてしょっちゅう糸が抜けてしまうし どこから針が出てくるかわからないから、当然指に刺す。 見てる親の方がゾクゾクすること間違いなし! このスリルと戦いつつ、手を出さないで口だけ出して しかも「褒めねばならない」という苦行が待っているぞ!(笑)
でも、子供はこの通常のハーフサイズ雑巾にいたく満足し、 「幼稚園に持っていって先生に見せる!」と、得意満面、登園するわけだ(笑)
幸い、我が家の子供達は幼稚園でも小学校でも、また、高校ですら すごく褒めてくれる先生方に当たって、みんなたくさん褒めて貰ったおかげで (それと親が365日24時間ぐうたらしているおかげで) 掃除も洗濯も炊事も手伝う子になったわけだ。ありがたやありがたや。
あれ。 年賀状の話じゃなかったっけ? おかしいなぁ。
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2001年12月28日(金)
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