a fish called datsu -だつという名の魚-
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2001年09月07日(金) ザ・ニュースペーパーの舞台を見る。

 最近、ここでちょっとシャレにならない事ばかり書いているような気がしてきたので、軌道修正を計りたいところだ。
 昨日、ザ・ニュースペーパーという時事ネタを中心にやる劇団の公演を見てきた。チケットは完売しており、劇場はぎっしり満員だった。入場時にアンケートを渡されたが、ペンがなかったので答えなかった。どの政治家が好きかという項目があるところ、いかにも時事ネタを重視している感が強かった。
 まずはニュースフラッシュみたいな感じで、小ネタスケッチ集をした。H2ロケットや歌舞伎町の火事等を取り上げていた。そして彼らにかかると、小泉首相は人気取りに腐心するだけで大事なことは後回しにすればいっかあと思うような人物として描かれる(ほんとにそうなの?)。だが、コントの中で一番おかしかったのが外務省関係の話だった。そして幕間でセットを交換する間には、スクリーンにニセ小泉首相の全国行脚の様子が流される。各地の人たちに、いかにも変な人みたいな扱われ方をされているところがおかしくて堪らない。作劇のセンスといい、幕間のフィルムといい、モンティ・パイソンのハリウッド・ボウルを思い出す。
 ただ、彼らの定番「さる高貴な家の人々」ギャグは期待しすぎていたためか、何だかはじけ方が足りないような気がした。また、桂小枝のパラダイス(探偵ナイトスクープの定番ネタ。各地の微妙すぎる施設や店を訪問してツッコミを入れまくる)風に地元ネタをスライドで見せるが、ツッコミが甘い上、地元民の自己満足みたいに思えて、いまいちおもしろいと思えなかった。
 それさえ除けば、良く笑える舞台だった。それもハハハというより、ヘッとかフフフといった感じの微妙な笑い方の似合う芝居だった。


だつ |MAIL
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