私季彩々
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2007年08月26日(日) Alone

 1泊2日の大阪出張。学会とはいえおのぼりさんで、進んでいく世界と置いていかれる自分と、身を置くべくところが違う感覚と、未練と違いに打ち震える一日だった。
 地図の読めない自分を久々に発見。天神の商店街を端から端まで惑い、堪能。宿に落ち着く。
 翌日はちょっと遠回りをして四天王寺に。

 で、帰りの伊丹空港。
 最上階が家具屋というスカンジナビアスタイルの斬新な旧空港。屋上で熱風に吹かれていると、懐かしい音が聴こえて立ち止まる。”Alone”。これを知っている人はもはや少数だろう。ジャケットに惹かれて買った当時から10年以上。浴衣姿の女性が座ってビールを傾けながら飛行機の離着陸を見つめる中、観葉植物に隠れたスピーカーにしばらく寄り添った。

 もう一歩、孤高になることに恐怖感を深めつつ、既視感の只中に囚われることへの想いをどう現したらよいのか。

 飛び立つ前に聴いたこの音は、私のリフレインの序章かもしれない。 Home&Photo


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