私季彩々
DiaryINDEXpastwill


2007年07月17日(火) 山羊の・・・

 彼女は元気だった。変わらず後駆は麻痺。緑色に光る蝿が集っていた。が、ウジは湧いていなかった。先日降り掛けたネグホンの白い粉はガンビのようにカサビタ状に覆い被さっていたが、新しく湧くウジ達を辛うじて抑えているようだ。最も酷かった潰瘍部は肉芽が盛り上がり、生命力の強さを物語っていた。が、やはり集る蝿達は旺盛に機会を逃さない。薬漬けは限界を見据ざるを得ないだろう。
 それでも生きる彼女に、私は何をしているのか。それは敢えて問わない。それが繰りしみを重ねるだけだとしても。 Home&Photo


とんと |MAILHomePageBBS

My追加