私季彩々
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2004年12月05日(日) らしい

 急カーブを描いて曲がった台風は、名前をおとなしく変えながら猛威をふるった御様子。東京は夏日と観測史上初めての強風だとか。北海道も大荒れとのこと。久々の休みに遅く起き、つけたテレビの画面は少し狭くなり、交通機関運休のテロップが流れつづけていた。
 早々と引き篭もりを決め込み、無気力を友として布団に戻る。

 水槽からモーターの音が響く。カタカタと軸がずれたのか結構大きい。

 外界は大荒れ、らしい。そう聞いた。一方通行のテレビから。届いたメールは先送り。今日はそんな感じ。私は今日、この世に存在していないようなもの。電気を消費し、灯油を消費し、水を流して、呼吸をする。そんな存在はこの世に無視できないほどいるのだろうか。

 食べるものを探し、いつから有るのかというレトルトは数ヶ月前に賞味期限が切れている。時は止まっているのか、流れているのか、何となくフワフワした違和感。

 ストーブから湯気が上がり、ビールを飲み干す。テレビを消せば、残るものは音のみ。私が眠る時、流れている音。それは確実に存在し、「らしい」では片付けられない、残らないもの。そんなものたちに、同調する波を私は持っているのだろうか。
 とりあえず、耳栓をしているのだが。 Home&Photo


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